内容説明
ポジティブ心理学の父、マーティン・セリグマン博士による「ほんものの幸せ」を手にいれるための実践的な手引き書である。ポジティブ心理学とは、元から備わっている自分の強みを発見し、伸ばしていくという考え方である。つまり、自分の中にある「ポジティブな感情」の発見と育み方が要である。では、自分の「強み」「ポジティブな感情」は、どのように発見し、どのように育めばよいのか?前半では、ポジティブな感情がもたらす確かな効果を調査データや多くの事例から示し、科学的見地から解説している。そして、あなたが過去に置かれた境遇にも左右されることなく、ポジティブな思考法を定着させていく方法を教えてくれる。後半では、文化を問わず誰にでも存在する24種類の強みについて説明し、あなた自身のとっておきの強みを知るためのテストが用意されている。全部で11のテストが提供されており、これまで気づかなかった自分が発見できるようになっている。さらに、人生の大事な局面―仕事、愛情、子育てにおいて強みをどう発揮するかについて解説。
目次
1 大切なのは幸せになろうとする意欲(心から幸せだと感じるためには;心理学者としての使命;人が幸せを求める理由;ずっと幸せでいるために必要なこと;過去をポジティブに変える;未来を楽観し希望をもつ;今この瞬間の幸せ―快楽と充足感を区別する)
2 あなたにとっての強みと美徳(幸せをもたらす美徳とは何か;自分のとっておきの強みを見つけだす)
3 幸せというゴールを目指して(仕事での満足感と個人的な満足感;「愛すること」と「愛されること」;子どもたちをポジティブに育てる;本物の幸せを手に入れるために;私たちが生きる意味と目的)
著者等紹介
セリグマン,マーティン[セリグマン,マーティン] [Seligman,Martin E.P.]
アメリカの心理学者(ペンシルベニア大学教授)。1998年、過去最多の票数によりアメリカ心理学会会長に選出された。学習性無力感、うつ病、異常心理学に関する世界的権威で、ポジティブ心理学の創始者。これまでにアメリカ心理学会(APA)から特別科学貢献賞を複数回、科学的心理学会(APS)からウィリアム・ジェームズ・フェロー賞やジェームズ・マキーン・キャッテル・フェロー賞などを受賞。2009年には長きにわたる心理学への貢献が認められ、英国学士院から初代ワイリー賞を受賞している。またマッカーサー財団をはじめ多くの財団が研究を助成している
小林裕子[コバヤシヒロコ]
成蹊大学文学部卒業。(有)ジャパン・ランゲージ・フォーラム代表取締役として、学術論文の翻訳、英語教材の開発などにあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レアル
あつお
tm.
海陽太郎