内容説明
都会と田舎、オンラインとオフライン、日常と非日常…創造と越境を繰り返す若者文化の現在をとらえる。「現代の若者」にどう迫り、そこから何を読み取ることができるのだろうか。従来の「都市の若者」から「若者」を語るという図式を超えて、多様な「場所」からその姿の析出を試みた、若者論の新潮流。
目次
序 「若者論」の系譜―対象地域に着目して
1 オタク文化は、現在でも都市のものなのか
2 Gathering文化からSharing文化へ―渋谷センター街のギャル・ギャル男トライブの変遷
3 それでもなお、都心に集まる若者たち―東京都練馬区の若年層への質問紙調査の分析から
4 「若者の地方移住」をめぐる語り―若者・場所・アイデンティティ
5 フジロックフェスティバルに「帰る」人びと―「帰省」のレトリックと第三の故郷
6 現代のメディア空間と友だちとのつながり方―匿名性から考える
終 ポストアーバン化時代の若者論へ
著者等紹介
木村絵里子[キムラエリコ]
日本女子大学大学院人間社会研究科博士課程後期単位取得満期退学。博士(学術)。現在、日本女子大学人間社会学部助教。専門分野:文化社会学、歴史社会学
轡田竜蔵[クツワダリュウゾウ]
東京大学大学院人文社会系研究科博士後期課程単位取得退学。現在、同志社大学社会学部准教授。専門分野:地域社会学、若者研究、グローバリゼーション論
牧野智和[マキノトモカズ]
早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得満期退学、博士(教育学)。現在、大妻女子大学人間関係学部准教授。専門分野:自己の社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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