内容説明
危機の再来かチャンスの到来か?IMF危機から10年、奇跡的な再生を遂げた韓国経済は韓米FTA締結でどうなるのか?FTAは経済成長の万能薬か?格差拡大・貧困の悪循環に陥るのか?IMF危機後、グローバル化の中の韓国経済を徹底分析。
目次
韓国の成長、分配そしてグローバル化―平等主義的成長から低成長と格差拡大へ
第1部 韓米FTAの争点(韓国経済の現況と盧武鉉政府の経済政策;韓米FTAの経済効果;韓米FTAの帰結、そして代案;投資者‐国家の紛争制度と韓国の公共政策および産業政策 ほか)
第2部 韓米FTAと日本そして米国(IMFプログラムの世界的失敗と韓国経済の進路;韓国の銀行と韓米自由貿易条約―新自由主義とアジアブロックの間で;韓国のFTA政策―その概括と経済効果分析;韓米FTAから考える日本のFTA戦略―日米FTA構想とその展望 ほか)
著者等紹介
徐勝[ソスン]
1945年、京都生まれ。立命館コリア研究センター長、立命館大学法学部教授(比較人権法、韓国政治論)。日本平和学会理事
李康國[イカングク]
1970年生まれ。立命館大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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