内容説明
有機農業40年の蓄積から自給と協同の思想を提案。文明転換期の今、自然資源を生かす農業で、新たな日本をつくる。
目次
第1章 文明と市場―近代の超克から考える(近代農業の体験;近代文明を超えるということ ほか)
第2章 風土と公共―たべもの史観から考える(長江文明の発見と貴州体験;風土とは自己了解の仕方だということ ほか)
第3章 地域と自給―農的くらしから考える(地域に向かった契機と体験;地域は自然と生命が基礎にあるということ ほか)
第4章 共同体と協同―アソシエーションから考える(共同体体験としての葬儀;共同体は作るものではなくできるものだということ ほか)
第5章 二十二世紀への道のり―協同思想の復権から始める(生き延びるための極小農場―尾崎零;人類が経験したことのない未知の領域―原発事故 ほか)
著者等紹介
本野一郎[モトノイチロウ]
1947年京都府生まれ。1974年京都大学農業経済学修士課程修了。神戸市西農業協同組合に入所。営農指導員として有機農業・地産地消を普及。九農協合併でJA兵庫六甲となる。2007年同定年退職。現在、NPO法人兵庫県有機農業研究会理事長、NPO法人全国有機農業推進協議会理事、NPO法人日本有機農業研究会幹事、京都精華大学非常勤講師、神戸学院大学客員教授として有機農業の推進に従事。この間、農水省近畿農政局都市農業懇話会委員、農水省近畿農政局食農教育推進協議会委員等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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