出版社内容情報
ドーピングや暴力問題など,スポーツに関するニュースはよく聞かれる.本書は,女子高校生が部活でのできごとなどを通してスポーツを巡る問題について考えていくマンガと,論点を提供する解説を組み合わせた画期的なスポーツ倫理入門である.部活動などで直面する勝ち負けへのこだわりについても詳しく取り上げる.スポーツは勝負事なのか,それとも娯楽なのか.スポーツが好きな人もそうではない人も,いまこそ一度立ち止まってスポーツとは何なのかについて,自分なりに考えてみてほしい.
内容説明
勝利、ルール、スポーツマンシップ、フェアプレイ、ドーピング、ジェンダー、そして楽しむこと…スポーツにおいて大切にすべきものは?スポーツの意義と善悪をめぐる10の白熱議論。
目次
1章 ルールと反則「わざとファウルするなんて」―わざと反則を犯すことは本当に不正なのか?
2章 スポーツマンシップ「右ひざのケガを攻めろ」―弱点を攻めるのはスポーツマンシップに反するか?
3章 大差がついた試合「4番打者の選手交代」―勝利が決定的な試合で攻め続けるのは悪いことか?
4章 本当の強さ「素直に喜べない優勝」―強い者が勝つべきか、勝った者が強いのか?
5章 ドーピンク1「タイムが伸びないなら…」―体に悪いからドーピングはやめるべきか?
6章 ドーピング2「ボディビルダーの告白」―ドーピング「あり」のスポーツは「なし」か?
7章 男女公平「女子ならレギュラーなのに」―スポーツの男女別は撤廃すべきか?
8章 ファンの姿勢「どっちの応援してるの!?」―特定のチームを応援しないとファンじゃないのか?
9章 スポーツの定義「体を動かさなくても」―eスポーツはスポーツといえるのか?
10章 勝つということ「やっぱりこだわりたい」―相手に勝つことより自分に勝つことが大切?
著者等紹介
林芳紀[ハヤシヨシノリ]
1974年三重県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、立命館大学文学部教授
伊吹友秀[イブキトモヒデ]
1981年埼玉県生まれ。東京大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(保健学)。現在、東京理科大学教養教育研究院准教授
KEITO[KEITO]
九州圏を中心に活動。SNSにてスポーツ関係のイラストや漫画を描いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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☆よいこ
venturingbeyond
たろーたん
ああああ
lonely_jean