マンガで学ぶスポーツ倫理―わたしたちはスポーツで何をめざすのか

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マンガで学ぶスポーツ倫理―わたしたちはスポーツで何をめざすのか

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  • サイズ A5判/ページ数 156p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784759820379
  • NDC分類 780.1
  • Cコード C0012

出版社内容情報

ドーピングや暴力問題など,スポーツに関するニュースはよく聞かれる.本書は,女子高校生が部活でのできごとなどを通してスポーツを巡る問題について考えていくマンガと,論点を提供する解説を組み合わせた画期的なスポーツ倫理入門である.部活動などで直面する勝ち負けへのこだわりについても詳しく取り上げる.スポーツは勝負事なのか,それとも娯楽なのか.スポーツが好きな人もそうではない人も,いまこそ一度立ち止まってスポーツとは何なのかについて,自分なりに考えてみてほしい.

内容説明

勝利、ルール、スポーツマンシップ、フェアプレイ、ドーピング、ジェンダー、そして楽しむこと…スポーツにおいて大切にすべきものは?スポーツの意義と善悪をめぐる10の白熱議論。

目次

1章 ルールと反則「わざとファウルするなんて」―わざと反則を犯すことは本当に不正なのか?
2章 スポーツマンシップ「右ひざのケガを攻めろ」―弱点を攻めるのはスポーツマンシップに反するか?
3章 大差がついた試合「4番打者の選手交代」―勝利が決定的な試合で攻め続けるのは悪いことか?
4章 本当の強さ「素直に喜べない優勝」―強い者が勝つべきか、勝った者が強いのか?
5章 ドーピンク1「タイムが伸びないなら…」―体に悪いからドーピングはやめるべきか?
6章 ドーピング2「ボディビルダーの告白」―ドーピング「あり」のスポーツは「なし」か?
7章 男女公平「女子ならレギュラーなのに」―スポーツの男女別は撤廃すべきか?
8章 ファンの姿勢「どっちの応援してるの!?」―特定のチームを応援しないとファンじゃないのか?
9章 スポーツの定義「体を動かさなくても」―eスポーツはスポーツといえるのか?
10章 勝つということ「やっぱりこだわりたい」―相手に勝つことより自分に勝つことが大切?

著者等紹介

林芳紀[ハヤシヨシノリ]
1974年三重県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、立命館大学文学部教授

伊吹友秀[イブキトモヒデ]
1981年埼玉県生まれ。東京大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(保健学)。現在、東京理科大学教養教育研究院准教授

KEITO[KEITO]
九州圏を中心に活動。SNSにてスポーツ関係のイラストや漫画を描いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

69
スポーツを取り巻く倫理的問題について考察する。高校のバスケ部で反則しながらも勝ち進んだ真央たちのチームは「反則はダメ」「反則(ファウル)もルールのうち」で意見が分かれる▽ルールと反則/スポーツマンシップ(弱点を攻めていいか)/大差がついた試合/本当の強さ(強い者が勝つべきか、勝った者が強いのか)/ドーピング①健康に悪いから?/ドーピング②ドーピングありのスポーツはなしか/男女公平/ファンの姿勢/スポーツの定義(eスポーツ)/勝つということ(自分に勝つ?)▽解説は字が細かい。ブックガイドあり。2021年刊2023/10/10

venturingbeyond

19
スポーツ倫理学の入口として、多様な論点が網羅されている簡便な一冊。現代社会において、大きな存在となっているスポーツという現象の実態を出発点に、それが内包する倫理問題を検討するという形で話が進み、それぞれ簡潔な論点整理がなされている。ただ、徹頭徹尾「近代的」な価値に基づいて構築されているスポーツの規範性・倫理性を検討するのであれば、社会史の視点は必要不可欠だと思われる。論ずべきテーマに貼りついている「スポーツの近代性」についても目配せしてほしかった。2022/01/30

たろーたん

3
「わざと反則をすることは不正か?(ペナルティがあるのだから、反則行為もルールの内ではないか。また野球のサイン盗みのように罰則がないモノもある)」「弱点を攻めるのはスポーツマンシップに反するか?(テニスで相手が苦手なコーナーを攻めるなどならまだしも、相手の負傷につけこむのは悪くないか)」「勝利が決定的な試合で攻め続けることは悪いことか?(スポーツマンシップとしてどうなのか。あまりにもえげつない行為じゃないのか。野球でコールドゲームがあるのは、圧倒的な差は相手を侮辱することに繋がるからではないのか)」(続)2023/09/16

ああああ

3
現代のスポーツの定義は論者によってさまざまですが、多くの定義に共通しているのはおよそ以下の特徴です。 ①ルール統制的な競争 : スポーツは、一定のルールに則して対戦相手と勝敗を競い合う、競争的な活動である。 ②身体性: スポーツは、身体的な努力や比較的複雑な身体的スキルの使用を伴うという意味で、身体的な活動である。 ③制度化 : スポーツは、競技の管理・運営を一手に司る統轄団体が設立されており、ルールが標準化されている、競技専門の選手やコーチ、トレーナーなどがおり、スキル等の学び方が確立されている等の意味2023/05/30

lonely_jean

2
漫画だけで学ぶのはやはり難しいようで、文章による解説の分量が意外と多い。苦手な学生や若者は、とりあえず漫画の部分だけでも読んでみるといいかもしれない。そして、スポーツ好きの、あるいはスポーツが嫌いな、友達と話し合ってみればいい…かなりの確率で喧嘩になるかもしれないが、そこはうまくほどほどに。2023/06/02

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