出版社内容情報
ペット、肉食、動物実験、外来種、動物園、イルカ・クジラなどの難問に「生き物探偵」が挑む!
ペットの殺処分,肉食,動物実験,外来種,野生動物の保護と駆除,動物園,イルカ・クジラ問題など……,人と動物の間には考えるべき重要な問題がたくさんあります.人間の命を奪うことは許されないが,動物は必ずしもそうでもない.同じ動物でも,ペットは愛され,外来生物は駆除される.なぜこのように扱いが違うのでしょう.その違いに根拠はあるのでしょうか.動物倫理とは,人間は動物とどう接するべきか,人と動物のあるべき関係とはどんなものか,ということを考える考える分野です.高校生2人組が結成した「生き物探偵」が人と動物をめぐるさまざまな「事件」に出会うマンガを通してみなさんも一緒に考えてみましょう.
1.ペットのしつけ――動物に言うことを聞かせるのは人間のエゴか?
2.殺処分と去勢――なぜ伴侶動物の殺処分がなくならないのか?
3.化粧品の動物実験――人間の嗜好品のために動物の命を奪ってもよいか?
4.肉食と集約的畜産業――犬や猫と、豚や鶏は違うのか?
5.動物園――動物には自由に行動する権利がないのか?
6.外来生物――外来生物は「愛護」されなくてよいか?
7.医療のための動物実験――実験動物のマウスには生きる権利はないのか?
8.野生動物による被害――野生動物の保護と駆除は矛盾しないか?
9.イルカ・クジラ漁問題――クジラやイルカをどのように扱うべきか?
10.人間と動物の権利――人間と動物への態度に筋を通すことはできるか?
内容説明
ペット、肉食、動物実験、イルカ・クジラ、外来種…みんなが納得できる解決策はあるか?「生き物探偵」難問に挑む!
目次
1章 ペットのしつけ「生き物探偵の初事件」―動物に言うことを聞かせるのは人間のエゴか?
2章 殺処分と去勢「かわいそうなピータ」―なぜ伴侶動物の殺処分がなくならないのか?
3章 化粧品の動物実験「沢田さんからの依頼」―人間の嗜好品のために動物の命を奪ってもよいか?
4章 肉食と集約的畜産業「大好物のトンカツ」―犬や猫と、豚や鶏は違うのか?
5章 動物園「ペンギンの逃亡」―動物には自由に行動する権利がないのか?
6章 外来生物「ヌートリアとネコ」―外来生物は「愛護」されなくてよいか?
7章 医療のための動物実験「熱烈なお見舞い」―実験動物のマウスには生きる権利はないのか?
8章 野生動物による被害「シカにサルにイノシシも!」―野生動物の保護と駆除は矛盾しないか?
9章 イルカ・クジラ漁問題「渦中のイルカショー」―クジラやイルカをどのように扱うべきか?
10章 人間と動物の権利「生き物探偵『解決編』」―人間と動物への態度に筋を通すことはできるか?
著者等紹介
伊勢田哲治[イセダテツジ]
1968年福岡県生まれ。京都大学大学院文学研究科単位取得退学。メリーランド大学大学院修了。Ph.D(哲学博士)。名古屋大学大学院准教授などを経て、京都大学大学院文学研究科准教授。専門は、科学哲学、倫理学
なつたか[ナツタカ]
関西を中心に、実用書やパンフレットのマンガを描いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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