アリたちとの大冒険―愛しのスーパーアリを追い求めて

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アリたちとの大冒険―愛しのスーパーアリを追い求めて

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  • サイズ B5判/ページ数 319p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784759815658
  • NDC分類 486.7
  • Cコード C1045

出版社内容情報

探検家であり,生物学者であり,写真家でもあり,「昆虫学会界のインディ・ジョーンズ」ともいわれるマーク・W・モフェットが,世界を駆け回り,腹這いになってとらえた驚愕のアリ社会.本書は,いま世界で最も注目を集めている6つのアリが勢揃いする科学探検ルポルタージュである.大迫力のクローズアップ写真をまじえながら,臨場感あふれる文章で生き生きと描き出されるアリたちの姿は,恐ろしいほど奇妙で,衝撃的で,わくわくさせる.本書では,アリ社会と人間社会との対比も試みる.アリは,人間にしかできないと思われている,分業労働,農業経営,公衆衛生,奴隷制,戦争,市場経済,廃棄物処理といった社会的営為をおこなっているのだ.そこには人間社会を考えるためのヒントが隠されているかもしれない.

【本書で主に紹介する世界のスーパーアリ6種】
◆略奪アリ(ヨコヅナアリ)
…大・中・小の3タイプが分業して,道路建設,狩猟採集,戦争などを効率的におこなう.

◆軍隊アリ(サスライアリ)
…黒いじゅうたんのような大群で進軍し,出会った獲物をかたっぱしから襲いつくす.

◆ツムギアリ
…幼虫のはき出す糸で木の葉をつなぎ合わせ,樹上にすばらしい邸宅を築き,家畜を飼う.

◆アマゾンアリ(サムライアリ)
…自分でするのは夕方の奴隷狩りだけ.食料探しも育児も食事も奴隷なしではできない.

◆ハキリアリ
…菌を育てる巨大農園を地下につくり,葉を切り取って養分として与え,栽培農業をおこなう.

◆アルゼンチンアリ
…たどり着いた世界各地を侵略し,10億匹以上のコロニーをつくって生態系を破壊しつくす.

序 愛しのアリを求めて
アリについての小てびき
■第?T部 略奪アリ ~究極の雑食者~
1.数の力
2.理想的な集団
3.労働分業
4.基盤整備
5.グループによる運搬
■第?U部 アフリカの軍隊アリ ~大群による襲撃~
6.大物ハンター
7.大群の衝突
8.地下からの通告
■第?V部 ツムギアリ ~中空の女王~
9.林冠の帝国
10.要塞の森
11.物理的世界との折り合い
■第?W部 アマゾンアリ ~奴隷狩りをするアリ~
12.セイジヘンクリークの奴隷たち
13.黄昏の誘拐
■第?X部 ハキリアリ ~休むことなき造園家~
14.菌園の農婦たちの生活
15.農業の起源
■第?Y部 アルゼンチンアリ ~世界を股にかける侵略者~
16.地球陸軍
17.不死の社会
結び

内容説明

昆虫学界のインディ・ジョーンズが世界中を駆け回って観察・記録した驚愕のアリ社会。高度な分業、5千万年続く農業、華麗な空中建築、徹底した奴隷制、統率された軍隊、世界侵略…大迫力のクローズアップ写真で魅了する科学探検ルポルタージュ。

目次

第1部 略奪アリ―究極の雑食者
第2部 アフリカの軍隊アリ―大群による襲撃
第3部 ツムギアリ―中空の女王
第4部 アマゾンアリ―奴隷狩りをするアリ
第5部 ハキリアリ―休むことなき造園家
第6部 アルゼンチンアリ―世界を股にかける侵略者

著者等紹介

モフェット,マーク・W.[モフェット,マークW.] [Moffett,Mark W.]
スミソニアン自然史博物館研究員。世界を駆け回って昆虫を研究するフィールド科学者であるとともに、『ナショナルジオグラフィック』誌に写真を寄稿するカメラマンでもある。受賞歴に、「探検家クラブ ローウェル・トーマス探検勲章」「ロイ・チャップマン・アンドリュース協会探検家賞」があるほか、写真に関する多くの国際賞も受賞している

山岡亮平[ヤマオカリョウヘイ]
京都工芸繊維大学名誉教授。最終学歴:京都大学大学院農学研究科農芸化学専攻博士課程修了。農学博士。専門分野:社会性昆虫の化学生態学、送粉化学生態学、鱗翅目昆虫の性フェロモン

秋野順治[アキノトシハル]
京都工芸繊維大学生物資源フェールド科学教育研究センター教授。最終学歴:京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科機能科学専攻単位取得退学。学術博士。専門分野:社会性昆虫の化学生態学、甲虫類の配偶行動に関わる化学生態学、害虫防除(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ビリー

1
実に良い本だった。狭い範囲を深く掘り下げた本なので、蟻についての基本的な情報を省いてる部分も多い。浅く広いタイプの本を併せて読むといいかな。欲を言えば、もうちょっと写真を載せてほしかった。著者は写真に対しても相当なこだわりを持ってるようなので、それを載せないのはもったいない。文字で長々と説明されるよりも1枚の写真の方が分かりやすいってこともあるだろうし。 ------  ピッチャープランツと共生してる蟻がいるってのは知ってはいたけど、まさか消化液の中を泳いで溺れた虫を引き上げるってのは知らんかった。2014/07/26

takao

0
写真がすばらしい。2017/06/26

orangepelican

0
いくつかの種群のアリたちの知られざる生態について、美しい写真とともにまとめられている。ナショジオに写真を提供している人だけあって、その美しい写真を見るだけでも楽しい。文章量も結構多いです。別の本で超個体の考え方は知っていたけど、それがいかに機能的だということが分かり、それもアリの種によって様々なタイプがあるかという面白さ。アリ類の不思議な生態、そしてそのアリを生みだした進化には驚嘆です。2015/06/06

しいかあ

0
「蟻の自然史」がアリについての総論・概論ならば、こちらは種ごとの各論。誤字が多いのがちょっと気になる。2014/06/18

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