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歴史文化ライブラリー
江戸城が消えていく―『江戸名所図会』の到達点

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642056397
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0320

出版社内容情報

★朝日新聞で紹介されました!
2007.9.9 評者:野口武彦氏(文芸評論家)

内容説明

江戸のガイドブック『江戸名所図会』などの木版印刷物には、現実にはない虚構の江戸が描かれていた。消える江戸城と成長する場末。近世的「平和」の表現。江戸の人びとは自らをどう知らしめようとしていたのか。

目次

江戸イメージの交錯―プロローグ
上方の視線―『江戸名所記』の「平和」(新都市見物;画像の工夫と混乱;武装する人びと;「平和」の啓蒙)
ゆがむ江戸絵図(「絵」と「図」のあいだ;測量図からの離脱;江戸絵図の論理)
『江戸名所図会』の虚実(名所図会の時代;仮想としてのリアリティ;国土の中心;地誌にしのばせたメッセージ;江戸の自画像;みんなの江戸とそれぞれの江戸)

著者等紹介

千葉正樹[チバマサキ]
1956年、宮城県に生まれる。1981年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。歴史民俗学系博物館・資料館等の展示設計業務に従事しつつ、東北大学大学院国際文化研究科修了。博士(国際文化)。尚絅学院大学総合人間科学部表現文化学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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