内容説明
植えてもないのに勝手に生えて、どんどん増える厄介な草。そんな植物を、私たちは「雑草」と呼んでいます。庭や道端など身近な場所に生えているにも関わらず、人は目もくれずに通り過ぎます。雑草なんか見る価値もない。そう思ってはいませんか。いいえ。足を止めて手を伸ばし、目を近づけて見てください。雑草の小さな花がこれほど美しく繊細で、しかも個性豊かであることに、きっと驚くことでしょう。あなたのすぐ近くでけなげにたくましく生きている雑草たち。片隅で生き抜こうとする懸命さが、小さな花を美しく輝かせています。
目次
黄色い花(セイヨウタンポポ;キクのなかま大集合! ほか)
白い花(ヤブジラミ;ハルジオン/ヒメジョオン ほか)
青・紫色の花(アメリカオニアザミ;キキョウソウ ほか)
赤色の花(ガガイモ;ヘクソカズラ ほか)
緑・茶色の花(チドメグサ;ヨモギ ほか)
著者等紹介
大作晃一[オオサクコウイチ]
千葉県生まれ。自然写真家。きのこや植物などを被写体として美しい自然写真を撮影している
多田多恵子[タダタエコ]
東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了、理学博士。立教大学・東京農業大学・国際基督教大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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