出版社内容情報
本書は、観光人類学の教科書としてフィールドワークの一般的な解説部分とテーマ/対象ごとに調査の具体を示す事例部分との二部から構成される。
フィールドワークを専?的に学ぶわけではない人にむけての実践的で役立ついわばフィールドワーク教本として、フィールドや事例にもとづきながら、「観光の調査」の具体について主要な概念や理論を踏まえて解説する。
内容説明
本書は、観光人類学の教科書としてフィールドワークの一般的な解説部分とテーマ/対象ごとに調査の具体を示す事例部分との二部から構成される。フィールドワークを専門的に学ぶわけではない人にむけての実践的で役立ついわばフィールドワーク教本として、フィールドや事例にもとづきながら、「観光の調査」の具体について主要な概念や理論を踏まえて解説する。
目次
第1部 人類学的フィールドワークの方法論(フィールドワークの事前準備;フィールドにて:基礎編―調査現場で何をどうするか;論文を書く;フィールドにて:上級編―身体を使って理解する;サイバーフィールドワークに出かけよう;実務におけるアウトプット―ビジネス人類学/ビジネスエスノグラフィーの観点から)
第2部 国内における事例集(旅行会社でのフィールドワーク―「マイナーだけど身近な」企業の現場を調査する;芸術祭のフィールドワーク―学生の調査から観光まちづくりを問いなおす;祭り×観光のフィールドワーク―観光資源化する東北地方の祭り;農村景観を活かした観光まちづくりのフィールドワーク―京都府美山町の地域振興;災害と観光―東日本大震災の被災地における「ダークツーリズム」)
第3部 訪日インバウンド観光と国外における事例集(訪日外国人観光客の実態―胞日ツアーに同行する;ビーチリゾートで調査をする―日常と非日常のあいだで;観光開発の現場でのフィールドワーク―調査者が直面する問題とその解決策;エコツーリズム・プロジェクトの現場―インドネシア・バリのローカルNGOにおけるフィールドワーク;スペインの巡礼路を歩く旅―現象学的フィールドワーク)
著者等紹介
市野澤潤平[イチノサワジュンペイ]
1971年東京都生まれ。2010年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、宮城学院女子大学現代ビジネス学部教授
碇陽子[イカリヨウコ]
1977年福岡県生まれ。2012年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、博士(学術)。現在、明治大学政治経済学部専任講師
東賢太朗[アズマケンタロウ]
1976年愛知県生まれ。2004年名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得修了、博士(文学)。現在、名古屋大学大学院人文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。