出版社内容情報
『社会統計学ベイシック』の姉妹書として、基礎的な社会統計学の復習から、卒業論文の作成過程で用いる多変量解析を中心に解説。高度な統計的分析手法を、初学者に分かりやすく伝える1冊。
社会調査士認定科目D・Eを念頭に、具体的な数値例や図表を使って丁寧に解説。多変量解析を用いた論文の読み方についても理解を深めるとともに、「学習を進めるための推薦図書」も充実させた。
内容説明
『社会統計学ベイシック』(2015年)の姉妹書として、基礎的な社会統計学の復習から、卒業論文の作成過程で用いる多変量解析を中心に解説。高度な統計的分析手法を、初心者に分かりやすく伝える1冊。社会調査士認定科目D・Eを念頭に、具体的な数値例や図表を使って丁寧に解説。多変量解析を用いた論文の読み方についても理解を深めるとともに、「学習を進めるための推薦図書」も充実させた。
目次
社会調査データの分析における多変量解析―見えないものを見る魔法
多変量解析の考え方(1)―二元配置の分散分析
多変量解析の考え方(2)―カイ二乗検定からログリニア分析へ
多変量解析の考え方(3)―単回帰分析から重回帰分析へ
線形結合による潜在変数の構成―因子分析
線形結合による総合変数の構成―主成分分析
重回帰分析の展開(1)―ダミー変数と交互作用
重回帰分析の展開(2)―階層的重回帰分析
重回帰分析の展開(3)―パス解析による因果推論
離散変数を従属変数とした回帰分析(1)―二項ロジスティック回帰分析
離散変数を従属変数とした回帰分析(2)―他項・順序ロジスティック回帰分析
多変量解析を用いた論文を読み解くために
著者等紹介
片瀬一男[カタセカズオ]
1956年長野県生まれ。1979年東北大学文学部卒業。1983年東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得中退。東北大学文学部助手、東北学院大学教養部専任講師などを経て、東北学院大学教養学部教授
阿部晃士[アベコウジ]
1968年山形県生まれ。1991年東北大学文学部卒業。1996年東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員(PD)、岩手県立大学総合政策学部准教授などを経て、山形大学人文社会科学部教授
林雄亮[ハヤシユウスケ]
1980年北海道生まれ。2009年東北大学大学院文学研究科人間科学専攻行動科学専攻分野博士後期3年の課程修了。博士(文学)。現在、武蔵大学社会学部准教授
高橋征仁[タカハシマサヒト]
1965年山形県生まれ。1987年東北大学文学部卒業。1993年東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。山口大学人文学部准教授などを経て、山口大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。