MINERVA政治学叢書<br> 科学技術と政治

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MINERVA政治学叢書
科学技術と政治

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  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623083213
  • NDC分類 402.1
  • Cコード C3331

出版社内容情報

食品安全、原子力、軍民両用技術、宇宙開発…科学技術と政治の交錯を描く、初の概説書。科学技術と政治との交錯とはいかなるものか。今日、政治・行政関係者のみならず、科学者や技術者にとっても、科学技術に対する政治の影響、そして政治に対する科学技術の影響を知ることが求められている。本書では、科学技術のダイナミズムを踏まえたうえで、国内におけるリスク評価・管理や事故調査、そして知識生産や技術導入に関するイノベーション、さらには国際レベルの規制・安全保障・協力のメカニズムについて解明する。

はじめに

序 章 科学技術とそのダイナミズム
 1 科学技術とは何か
 2 科学と技術の相互作用・ダイナミズム
 3 日本における科学技術の発展とその認識
 4 科学技術政策の多義性
 5 本書の構成


 第?部 科学技術の知識とリスク管理

第1章 科学技術の政治的次元
 1 科学技術をめぐる多様な主体
 2 政治的ダイナミズム

第2章 リスク評価とリスク管理
 1 リスク評価
 2 リスク管理
 3 価値問題に関する判断

第3章 リスク規制の制度設計とダイナミズム
 1 リスク規制の制度設計
 2 食品安全規制における政府内制度設計と運用
 3 原子力安全規制における政府内制度設計と運用
 4 専門家の調達・能力の確保
 5 政府組織と民間組織の関係設計
 6 保険制度との役割分担・連携
 7 捕囚とその回避戦略

第4章 幅広いリスクの評価と対応
 1 複合リスクの課題
 2 多様なリスクと増幅メカニズム
 3 横断的対応
 4 安全保障貿易管理??新たなリスクに関する官民連携によるリスク管理

第5章 事故調査・情報収集の制度設計と運用
 1 責任追及と学習のディレンマ
 2 アメリカにおける事故調査と責任追及
 3 日本における事故調査と責任追及
 4 事故およびインシデントに関する情報共有のメカニズムの試み
 5 日米比較
 6 最近の日本における制度改正
 7 残された課題

コラム 「科学技術と政治」への誘い (1)??分野横断的共同研究


 第?部 イノベーションとマネジメント

第6章 知識生産の促進??多様なメカニズムの存在
 1 研究の自由と統制
 2 ファンディングの方式??コア・ファンディングとプロジェクト・ファンディング
 3 知識生産のインセンティブ??知的財産権と学問的コモンズ
 4 市場構造のダイナミズムへの関与
 5 技術強制の可能性と自主的対応
 6 究開発評価とその限界

第7章 分野別技術ガバナンスの構造
 1 分野別技術ガバナンス構造の分析枠組み
 2 原子力技術ガバナンス
 3 宇宙技術ガバナンス

第8章 移行マネジメント??技術の社会導入のダイナミズム
 1 移行の分析枠組み
 2 移行マネジメントにおける仕掛け
 3 都市レベルでの共進化の事例分析

第9章 テクノロジーアセスメントの制度化
 1 テクノロジーアセスメントとは何か
 2 テクノロジーアセスメントおよびテクノロジーアセスメント的活動の歴史
 3 制度化の選択肢
 4 体制と人材養成
 5 最近の様々な試み

第10章 分野を超えた調整メカニズム
 1 分野を超えた調整メカニズムの構造
 2 科学技術イノベーション政策に関する調整メカニズム
 3 宇宙政策に関する調整メカニズム
 4 エネルギー政策に関する調整メカニズム
 5 調整メカニズムの比較検討

コラム 「科学技術と政治」への誘い (2)??「合意形成」と問題構造化手法の試み


 第?部 国際協力のメカニズム

第11章 国際的リスク規制
 1 国際的リスク規制の特質
 2 リスク規制の国際的展開??情報共有と基準設定
 3 事後対応??レジリエンス能力の確保
 4 リスク規制における役割分担
 5 リスク規制の調和化と差異化
 6 今後の制度設計の課題

第12章 科学技術と国際安全保障
 1 両用技術管理の課題
 2 軍備管理・軍縮枠組み
 3 転用管理
 4 輸出管理=移転管理

第13章 科学技術利用に関する国際協力
 1 国際協力の様々な方式
 2 空間利用管理と責任の制度
 3 国際共同事業
 4 国際共同研究
 5 知的財産権とアクセスの確保
 6 国際協力のダイナミズム


参考文献
おわりに
科学技術政策史年表
事項索引
人名索引

城山 英明[シロヤマ ヒデアキ]
著・文・その他

内容説明

科学技術と政治とはいかに関わるのか。今日、政治・行政関係者のみならず、科学者や技術者にとっても、科学技術に対する政治の影響、そして政治に対する科学技術の影響を知ることが求められている。本書では、科学技術のダイナミズムを踏まえたうえで、国内におけるリスク評価・管理や事故調査、そして知識生産や技術導入に関するイノベーション、さらには国際レベルの規制・安全保障・協力のメカニズムについて解明する。

目次

科学技術とそのダイナミズム
第1部 科学技術の知識とリスク管理(科学技術の政治的次元;リスク評価とリスク管理;リスク規制の制度設計とダイナミズム ほか)
第2部 イノベーションとマネジメント(知識生産の促進―多様なメカニズムの存在;分野別技術ガバナンスの構造;移行マネジメント―技術の社会導入のダイナミズム ほか)
第3部 国際協力のメカニズム(国際的リスク規制;科学技術と国際安全保障;科学技術利用に関する国際協力)

著者等紹介

城山英明[シロヤマヒデアキ]
1965年東京都生まれ。1989年東京大学法学部卒業。1994年東京大学大学院法学政治学研究科助教授。2006年東京大学大学院法学政治学研究科教授。東京大学公共政策大学院教授(2010年~)、東京大学政策ビジョン研究センター長(2010~14年)、東京大学公共政策大学院長(2014~16年)等を兼任。マサチューセッツ工科大学国際研究センター(1997~99年)、パリ政治学院(2001年、2008~09年)、LSEリスク規制分析センター(2009年)などで研究・教育に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。