出版社内容情報
その地域の文化的文脈において歴史的建造物や風景、歌や音楽などを理解するための「観光リテラシー」を身につけるためのテキスト。刷り込まれた西洋的価値観を自覚し、脱却するための効果的な方法として従来の観光だけではないさまざまな方法を取り上げる。現代の多文化社会を生きる人びとにむけて、本質的な多文化共生とは何かを訴えかけ、そこで生きる自分自身を見つめなおすための一歩となる書である。
内容説明
その地域の文化的文脈において歴史的建造物や風景、歌や音楽などを理解するための「観光リテラシー」を身につけるためのテキスト。刷り込まれた西洋的価値観を自覚し、脱却するための効果的な方法として従来の観光だけではないさまざまな方法を取り上げる。現代の多文化社会を生きる人びとにむけて、本質的な多文化共生とは何かを訴えかけ、そこで生きる自分自身を見つめなおすための一歩となる書である。
目次
第1部 近代西洋の呪縛(狂乱の19世紀―産業革命・博覧会・進化論;世界遺産という神話―登録協奏曲に踊る人びと;幻想の自然と民族―エキゾチシズムの商品化;欲望の大衆文化―プリンセスとヒーロー)
第2部 ナルシシズム化する現代社会(パワースポットめぐり―伝統と観光が衝突する場所;イメージを食べる旅―「本物」の表象と消費;ミリタリー・ツーリズム―零戦の展示から学ぶもの;災害復興ツーリズム―旅が生み出すつながり)
第3部 多文化時代を生きるために(都市のフィールドワーク―身近な他者を発見する;都市に生きる伝統―千葉県佐原の町並みを事例に;日本の中の多文化社会―訪日外国人の事例から;都市景観の歩き方―ホーチミン市の歴史地理;多言語状況の体験―ミンダナオ島のフィールドワークから)
著者等紹介
高山陽子[タカヤマヨウコ]
亜細亜大学国際関係学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。