出版社内容情報
動物行動学の分野で、40年以上読み継がれてきた教科書の翻訳版。豊富な写真や図、動画や音声付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さんかくこんにゃく
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動物行動学を至近要因と究極要因の双方からバランス良く解説している(章数としては半分以上が究極要因の話ではあるが)。最近 (2017年くらい) の研究の知見も多く取り入れており、これから動物行動学を学ぶ学生には良いのではないだろうか。横の余白が結構広くて (5cm弱) 書き込みしやすいのも良かった。一方、論理構造が分かりにくい部分や、指示対象や意味内容が曖昧な表現、また端的に論理的に妥当ではない説明(研究結果から導ける内容を超えた説明など)が結構あり、批判的に読まないとあまり身にならない本だとも感じた。2022/06/19