出版社内容情報
気鋭の経済学者がグローバルな視点から日本経済の現状に警鐘を鳴らし、「共に生きる」社会を実現していくための新たな提言をする。
内容説明
経済活動とはなにか、どうあるべきか―。その問いに著者は、人間による人間のための営みである以上、人間を幸せにできなければ、その名に値しないと述べる。そして、まともな経済活動のあり方と共に生きる社会のあり方は、ほぼぴったり二重写しになるというのである。第三次グローバル化時代に一国主義と排外主義が台頭する中で、異なるもの同士は、いかにして真の共生を築けばいいのか。エコノミストの観点から問題点をあぶり出し、その解決策を探る。
目次
第1章 違うからこそ共に生きる
第2章 共に生きるとはどう生きることか
第3章 カネの暴走からヒトの共生をどう守るか
第4章 つながり過ぎていて共生できない
第5章 国境を「超えて」共に生きる
終章 真の共生はいずこに
著者等紹介
浜矩子[ハマノリコ]
1952年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業後、三菱総合研究所入社。主席研究員を経て、2002年より同志社大学大学院ビジネス研究科教授。専攻はマクロ経済分析、国際経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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