出版社内容情報
中国の目にこの世界はどう映っているのか。最新事情に精通したジャーナリストが安保、文化、社会の知見を総動員して描く中国の世界戦略。
【著者紹介】
拓殖大学教授
内容説明
国際情勢における出来事を理解しようとするとき、日本人はよくステレオタイプな視点を抱きがちだ。しかし、それで真実に迫れるのか。本書は中国をはじめとする東アジア諸国が日本や他国をほんとうはどうみているかについて、独自情報や現地発の報道などを立体的に組み上げながら、その実相を明らかにしていく。日中、日朝、中朝関係などのいずれもが、読後にはまったく異なった風景にみえてくるはずである。そうしたなかで「価値観外交」を掲げる安倍政権の手法はどこまで効果的なのか。中国の本音を知悉したジャーナリストが日本メディアの語らない極東のダイナミズムを大胆に描き出す。
目次
第1章 「イスラム国」を介して中国の視点を学ぶ
第2章 なぜ日中関係の改善へと舵を切ったのか
第3章 「脱露入米」の裏にある真意を読み解く
第4章 日本人が知らない「中朝関係」のリアル
第5章 日本の北朝鮮外交がうまくいかない理由
終章 「価値観」ではなく「利害」に目を向けよ
著者等紹介
富坂聰[トミサカサトシ]
1964年愛知県生まれ。北京大学中文系に留学したのち、週刊誌記者などを経てフリージャーナリストに。94年『「龍の伝人」たち』(小学館)で21世紀国際ノンフィクション大賞(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞を受賞。新聞・雑誌への執筆、テレビコメンテーターとしても活躍。2014年4月より、拓殖大学海外事情研究所教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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