PHP新書<br> 海の色が語る地球環境―海洋汚染と水の未来

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海の色が語る地球環境―海洋汚染と水の未来

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  • サイズ 新書判/ページ数 231p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569775364
  • NDC分類 519.4
  • Cコード C0230

出版社内容情報

海の色は何を語るか。観測船から海洋汚染報告。

青く澄んだエーゲ海は、海の砂漠だった。観測船に乗り込み、世界の海水汚染の実態を報告。赤、緑、金など七色の海は何を語っているのか。

真っ青に澄んだエーゲ海は死んでいる! 逆に、日本沿岸のような茶色がかった海こそ生き物の宝庫なのだ。水の「色」を見れば、その環境が手に取るように分かる。

▼では、「真っ黒なインド洋」「銀色のラプラタ川」「真っ赤に染まった相模湾」「ブルーにしか見えない南極の氷山」からは何が読み取れるのか? そもそも水の色はなぜこれほどバリエーション豊かなのか?

▼水の時代と言われる二十一世紀現在、水の惑星において使える水が絶対的に少なくなってきているという状況に直面している。過度のインフラ整備により緻密な自然のシステムは確実に支障をきたし、垂れ流してきた有害化学物質は、一億倍に濃縮されてあなたの食卓に…。

▼本書では、十数年もの間、観測船に乗り込み調査した著者が、海洋汚染の実態を報告。色鮮やかな写真と共に地球の未来を考える。

▼水なしでは生きられない我々が、この星の七割を占める海を知らずに環境は語れない!

●はじめに 

▼【第一部】海の色と海洋汚染 
●第一章 七色の水 
●第二章 海洋観測行脚 

▼【第二部】資源としての水 
●第三章 巡る水 
●第四章 運び屋としての水 
●第五章 水の未来 
●おわりに

内容説明

真っ青に澄んだエーゲ海は死んでいる!逆に、日本沿岸のような茶色がかった海こそ生き物の宝庫なのだ。海の「色」を見れば、その環境が手に取るように分かる。過度のインフラ整備により緻密な自然のシステムは確実に支障をきたし、垂れ流してきた有害化学物質は、一億倍に濃縮されてあなたの食卓に…。本書は、十数年もの間、自ら観測船に乗り込み調査した著者が、海洋汚染の実態を報告。水なしでは生きられない我々が、地球の七割を占める海を知らずに環境は語れない。

目次

第1部 海の色と海洋汚染(七色の水;海洋観測行脚)
第2部 資源としての水(巡る水;運び屋としての水;水の未来)

著者等紹介

功刀正行[クヌギマサユキ]
1947年長野県諏訪市生まれ。現在、日本女子大学非常勤講師、国立環境研究所客員研究員、愛媛大学客員研究員、金沢大学客員教授。東京理科大学環境保全室勤務。東京理科大学理学部二部物理学科卒業。東京大学にて農学博士号取得。国立環境研究所で30年間にわたり大気汚染から海洋汚染まで様々な環境研究に従事。最近は、世界一周クルーズ船「飛鳥」など、世界各地を航行する船に乗り込んで、世界各地の海水を採取し、地球規模海洋汚染の動態解明に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Arisaku_0225

12
流し読み。海の色、というと沖縄や柏島などの南国を思わせる色やニュースによく挙がる赤潮や青潮などが思い浮かぶが、なぜそう見えるのか/なぜそうなったのかを説明することはなかなか難しい。海の色を左右する因子には円石藻や渦鞭毛藻などの植物プランクトンが大きく関わる。植物プランクトンの一部の種が大量発生してしまって起こるのが赤潮。 本書のテーマは海洋の水から見る環境問題であり、農薬、富栄養化、水資源などなどなかなかに重い話題ながらも易しく解説する。南大洋までに拡がる農薬には驚かざるを得ない。2023/11/21

はすのこ

2
現状分析本。南極の氷は増えている。2016/01/19

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