内容説明
定年前に突然「うつ」に陥った50代男性。息子夫婦との同居がきっかけで「うつ」になった60代主婦…。本書では、そんな「初老期うつ」の対処法について、精神科医が症例とともにやさしく解説する。人は年をとるほどに、意欲も希望も失ってしまうもの。だからこそ、心と脳が衰えない生活の智恵が大切である、と説く。人生の先が長い時代に、「晩年力」を身につける一冊。
目次
序章 晩年の生き方が難しくなった
第1章 老年期のうつ病は体の病気とリンクする
第2章 初老期に陥りやすい、こんな「うつ」
第3章 うつ病の治療法
第4章 初老期うつにならないために
第5章 人生晩年の心構え
第6章 いつまでも脳と心が衰えない生き方
第7章 老いをいかに受け入れ、死をどう受け入れるのか
付録
著者等紹介
町沢静夫[マチザワシズオ]
1945年、新潟県生まれ。精神科医。東京大学文学部心理学科卒業。横浜市立大学医学部卒業。国立精神・神経センター精神保健研究所室長、立教大学教授などを経て、現在、町沢メンタルクリニック院長。境界性人格障害(ボーダーライン)研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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