内容説明
第一線で活躍中の13人の科学者が、進展著しい物質科学の諸テーマについて、それぞれ基礎から最先端の研究までを平明に紹介した読み物。理・工系大学の1、2年生を対象に、常識を超えた不思議な現象が展開する世界を、わかりやすく生き生きと描き出している。なお全13テーマはそれぞれ独立した内容で、どこから読んでも差し支えないよう編集されている。21世紀初頭にかけて得られた新技術や新物質が次々に登場し、予備知識なしに、無限の可能性を秘めた物質科学の世界へ誘ってくれる。
目次
1編 新しい研究方法(冷却光線の話―レーザー冷却とボース‐アインシュタイン凝縮;100兆分の1秒の瞬間写真―超高速レーザー分光 ほか)
2編 ナノスケールの物理(ナノの世界で物質を組み立てる―人工超格子と2次元電子系;電子1個を操る―量子ドットと人工原子 ほか)
3編 多様な物質(見果てぬ夢、室温超伝導―酸化物高温超伝導の展望;実験室でつくる地球深部―100万気圧のもとで生み出される多彩な新物質 ほか)
エピローグ 発展する物質科学
付録 量子力学の基礎
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