海を越えたジャパン・ティー―緑茶の日米交易史と茶商人たち

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海を越えたジャパン・ティー―緑茶の日米交易史と茶商人たち

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562071487
  • NDC分類 619.8
  • Cコード C0098

出版社内容情報

幕末、アメリカでは紅茶よりも日本の緑茶が飲まれていた! アメリカを席巻した「ジャパン・ティー」、そして両国をつないだ茶商人とは? 当時の茶貿易商の末裔である著者が日米双方の視点から知られざる茶交易史をひもとく。

内容説明

現在、アメリカでは紅茶が、日本では煎茶が日常的なお茶として好まれている。しかし意外にも19世紀にはアメリカでは「緑茶」が、日本では「茶色い番茶」が国民的飲み物だったことはあまり知られていない。その逆転の背景には、戦争と差別、交易が深く関係していた―。両国の茶文化のはじまりから、長崎のグラバーやオルトといった茶貿易商の興隆と明治維新、京都・静岡・九州など茶の名産地の発展まで。明治時代に日本で活躍した茶貿易商の末裔である著者が、交易史からひもとく意外な緑茶の歴史物語。

目次

第1章 日本とアメリカ合衆国の茶様式の始まり
第2章 南北戦争中のお茶
第3章 ジャパンティーの誕生
第4章 緑茶地帯と呼ばれたアメリカ中西部
第5章 アメリカに押し寄せた紅茶の波
第6章 日常の茶飲料―アメリカ合衆国の紅茶、日本の煎茶

著者等紹介

ヘリヤー,ロバート[ヘリヤー,ロバート] [Hellyer,Robert]
ウェイクフォレスト大学歴史学科准教授。日本で活躍した茶貿易商ヘリヤ商会創業者の子孫。ワシントン州タコマで育ち、JETプログラムのメンバーとして山口県で英語指導を行なった時に日本の歴史に興味を持つ。東京大学、ハーバード大学などで研究員を務めた後、ウェイクフォレスト大学で日本、東アジア、世界経済史のコースを担当する。専門は日本の近現代史

村山美雪[ムラヤマミユキ]
英米文学翻訳家。東京都出身。外資系商社、出版社勤務を経て翻訳者となる。19世紀の英国を舞台にしたヒストリカル・ロマンス小説のほか、ノンフィクションを含め、出版翻訳をおもに手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宇宙猫

15
挫折。アメリカデ緑茶が飲まれていた頃のことを知りたくて読んでみたけど、それ以外のお茶についてなどが色々細かすぎて興味が続かなかった。2023/02/28

佐倉

6
米国の日常的な飲み物と言えば紅茶とか珈琲のイメージだが、意外なことに1800年頃から長らく緑茶も日常の飲み物だった、という。当初は中国からの輸入だったが、日本の開国や中国人移民への反感、『ミカド』というオペラの流行などで『ジャパンティー』のブランドが生まれていく。日本側でも茶の対米輸出は大きな産業だった。今でも静岡はお茶が名産だが元々は駿府に退去した慶喜の家臣たちの産業として奨励されたもの。士族反乱に徳川遺臣の影が薄いのは手に職ついて不満も無かったからでは、というのは面白い。2023/02/23

くすりん

2
日本とアメリカのチャの交易の歴史がわかる本。著者の先祖が日本茶のアメリカへの輸入代理をしており、静岡の製茶工場にも居たという縁がある様だ。緑茶はアメリカで意外なことに1800年代から輸入され飲まれていたとの事。ワシントンもガンパウダーで緑茶を飲んでたとか。日本のお茶は、中国茶やインド紅茶とシノギを削りあったという話しで、第二次大戦までば日本の緑茶はそれなりに飲まれてたが、紅茶に押され、ついには第二次世界大戦で日本茶はアメリカから消えた。うーん、勿体ない。など。色々お茶の事知るのも良いかもと思った次第。2023/07/30

takao

2
・19世紀、米では緑茶、日本では番茶が定番2022/07/17

金宗泰

1
アメリカ国内で日本茶がどんな経緯で普及して衰退していったか時系列にそっと悔しく説明されてる。お茶関連の本はかなり読んだが、印中日の茶が絡めて当時の茶ビジネスの展開、アメリカでの緑茶→紅茶への転換に人種差別がかんでたり新鮮すぎる。また日本茶は昔から日本国内で消費されてものとおもっていたが、需要の大部分は輸出向けだったことも初めて知る。輸出用の製茶作業をする港倉庫での工員たちの働きぶりや待遇まで細かく書かれてておもしろい。日本の近代史も絡めて書き進められてるので背景や流れもわかりやすい。2022/12/01

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