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出版社内容情報
幕末、アメリカでは紅茶よりも日本の緑茶が飲まれていた! アメリカを席巻した「ジャパン・ティー」、そして両国をつないだ茶商人とは? 当時の茶貿易商の末裔である著者が日米双方の視点から知られざる茶交易史をひもとく。
内容説明
現在、アメリカでは紅茶が、日本では煎茶が日常的なお茶として好まれている。しかし意外にも19世紀にはアメリカでは「緑茶」が、日本では「茶色い番茶」が国民的飲み物だったことはあまり知られていない。その逆転の背景には、戦争と差別、交易が深く関係していた―。両国の茶文化のはじまりから、長崎のグラバーやオルトといった茶貿易商の興隆と明治維新、京都・静岡・九州など茶の名産地の発展まで。明治時代に日本で活躍した茶貿易商の末裔である著者が、交易史からひもとく意外な緑茶の歴史物語。
目次
第1章 日本とアメリカ合衆国の茶様式の始まり
第2章 南北戦争中のお茶
第3章 ジャパンティーの誕生
第4章 緑茶地帯と呼ばれたアメリカ中西部
第5章 アメリカに押し寄せた紅茶の波
第6章 日常の茶飲料―アメリカ合衆国の紅茶、日本の煎茶
著者等紹介
ヘリヤー,ロバート[ヘリヤー,ロバート] [Hellyer,Robert]
ウェイクフォレスト大学歴史学科准教授。日本で活躍した茶貿易商ヘリヤ商会創業者の子孫。ワシントン州タコマで育ち、JETプログラムのメンバーとして山口県で英語指導を行なった時に日本の歴史に興味を持つ。東京大学、ハーバード大学などで研究員を務めた後、ウェイクフォレスト大学で日本、東アジア、世界経済史のコースを担当する。専門は日本の近現代史
村山美雪[ムラヤマミユキ]
英米文学翻訳家。東京都出身。外資系商社、出版社勤務を経て翻訳者となる。19世紀の英国を舞台にしたヒストリカル・ロマンス小説のほか、ノンフィクションを含め、出版翻訳をおもに手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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