出版社内容情報
衣、食、住、文字の記録、楽器、工芸品…古来人間は竹と暮らし、精神的な意味をも見出してきた。現在、成長が速く環境負荷が小さい優良資源としても注目される。竹と人間が織りなす歴史と可能性を描く文化誌。カラー図版百点。
内容説明
優美かつ堅牢、無限の可能性に満ちた「草」。衣、食、住、文字の記録、楽器、工芸品…古来人間は竹と暮らし、精神的な意味をも見出してきた。現在、成長が速く環境負荷が小さい優良資源としても注目される。竹と人間が織りなす歴史と可能性を描く文化誌。カラー図版100点。
目次
序章 可能性に満ちた「草」
第1章 分布、種類、分類
第2章 園芸
第3章 生活への応用
第4章 現代および今後の可能性
第5章 環境
付録1 竹の連と亜連
付録2 竹の庭園・植物園
著者等紹介
ルーカス,スザンヌ[ルーカス,スザンヌ] [Lucas,Susanne]
世界竹機構(World Bamboo Organization)エグゼクティブディレクター。マサチューセッツ州プリマスを拠点に園芸家、デザイナー、造園家、コンサルタントとして活動する
山田美明[ヤマダヨシアキ]
1968年生まれ。東京外国語大学英米語学科中退。仏語・英語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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R
32
竹という植物について、その理解の道程と人間社会とのかかわりを書いた本。竹の潜在能力のすごさと、東洋における多彩な利用方法が面白かった。一口に竹といっても、たくさんの種類が存在して、正直知らない竹がこんなにあるのかと驚いた。食料としての良さ、建築材としてのよさ、園芸植物としての良さ、様々な魅力がこれでもかと紹介されていて、資料写真の充実も含めて、非常によい本だった。2022/04/04
もだんたいむす
4
この本を読み、初めて知ることが多かった。竹がヨーロッパと南極以外には生えていることや、《貧者の木材》と言われているだなんて知らなかった。竹のいろんな側面が知れて良かった。2023/06/12
茅野
2
同シリーズ16冊目。このシリーズの他の巻よりも短く、見開きの写真が多いので、速攻で読み終わってしまった。 植物学的な説明は少なく、文化的側面について紙面が割かれている。 竹といえば中国や我が国、精々東南アジアくらいで、アジア圏のイメージだよな、と思っていたら、実際にヨーロッパ圏では自生していないらしい。このシリーズは基本的に英米がメインなので、珍しくほぼアジア圏の話のみで終わった。 英米圏でも『竹取物語』は知られているらしい。 紹介されていたジョン・海山・ネプチューン氏の音楽は聴いてみたけど、かなりいい。2023/09/02
takao
2
ふむ2021/04/13
Go Extreme
2
可能性に満ちた「草」 分布、種類、分類 園芸 生活への応用:音楽 娯楽やスポーツ 伝説・民話・文学 薬 現代および今後の可能性:木材の代用 建築 繊維や布 移動手段 エネルギー源 薬効 環境問題への応用 環境 竹の連と亜連 竹の庭園・植物園2021/03/21