地図とデータで見るエネルギーの世界ハンドブック

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  • サイズ A5判/ページ数 169p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784562057689
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0098

出版社内容情報

21世紀がはじまって20年あまり、人類は深刻なジレンマに陥っている。新石器時代から人類社会の発展を促してきた気候バランスを損なうことなく、地球の広大な地域をいかにして正しく開発できるか、というジレンマである。150の地図とグラフとともにエネルギー問題の言所を浮き彫りに!

内容説明

エネルギー問題の全貌が一目瞭然でわかるアトラス!21世紀のエネルギー問題を理解するための、150の地図とコンピュータグラフィックス。本書はエネルギーにかかわる技術や経済、地政学の最新情報を提供する。また、エネルギーをより公平で環境にもやさしい開発要因にするための行動を提示している。

目次

制約されたエネルギー消費(エネルギー消費―増加と不平等;資源によってきわめて対照的なエネルギー消費 ほか)
伝統的な主要エネルギー(エネルギーとはなにか?;エネルギー源 ほか)
エネルギー転換過程の再生可能エネルギー(バイオマス―伝統と新しい用途;水力 ほか)
エネルギーの地政学(エネルギーの取引、緊張、争点;エネルギーの主要なアクター ほか)
行動のとき(エネルギーの効率向上とエネルギー抑制;資源と供給の多様化 ほか)

著者等紹介

バレ,ベルトラン[バレ,ベルトラン] [Barr´e,Bertran]
1942‐2019年。国立科学技術研究所名誉教授。国内外での原子力研究・産業に長年従事したのち、パリ政治学院国際関係学大学院で教鞭をとる。数多くの国際的な科学・技術審議会および評議会のメンバーとして活躍した

メレンヌ=シュマケル,ベルナデット[メレンヌシュマケル,ベルナデット] [M´erenne‐Schoumaker,Bernadette]
1943年生まれ。地理学博士。経済地理学と地理学の分野で研究と教育をおこなっている。経済活動と地域開発の専門家として380点以上の著書および論文を発表している。現在は、リエージュ大学客員教授として、数多くの講演や教育をおこなうほか、ベルギー国外のさまざまな科学組織の委員もつとめている

蔵持不三也[クラモチフミヤ]
1946年今市市(現日光市)生まれ。パリ高等社会科学研究院博士課程修了。早稲田大学名誉教授・博士(人間科学)。著書多数

バイイ,アンヌ[バイイ,アンヌ] [Bailly,Anne]
地理学者・地図学者(DEA「前期博士号」取得)。民間の研究所に勤め、ついでフランスの設備省およびアメリカで、開発調査における作図法を発展させるために活動したのち、地図製作とコミュニケーションを専門とするAEBK有限会社を設立する。同社を経営する一方、地域を理解するために不可欠な担体として地図の利用を発展させることで、数多くの地域的・国内的・国際的なレベルの研究に参加してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

36
カラーでよくわかる。toeは石油換算トンらしい。拡散防止とは、核兵器を有する国の増加を意味する(41頁右段)。プルトニウムと増殖の項目で、高速増殖炉[減速材を使用せず、高速中性子による核分裂反応を利用する原子炉。高速中性子炉]のなかでは、ウラン238から炉心で消費されるよりも多くのプロトニウムをつくることができる(=増殖、73頁右段)。2021/09/10

yutaro13

19
エネルギーについてお勉強。2021/01/14

入道雲

8
過去から現在、将来の地球上のエネルギーについて、解説、動向、地政学的な分析など、簡単に記述されている。現在のエネルギー概要といった感じで、広く浅く理解できる。2021/01/24

影実

4
勉強用。石油や石炭などのエネルギー源、再エネ、地政学といったエネルギーにまつわる論点や解説をトピックス毎に4ページでまとめた一冊。図やグラフィックが多く、エネルギーに関する事象が網羅的、中立的に記載されており入門書としては良い。難点は2017年にフランスで刊行された本なので、変化著しいエネルギー情勢の最新動向には基本的に触れられていないこと(所々に編集による注釈は入るが)。この内容で2020年末に「エネルギー問題の全貌が一目瞭然でわかるアトラス!」と称して宣伝するのはどうなのか。翻訳がイマイチなのも残念。2021/04/17

あかり

2
世界のエネルギー事情が視覚的に程よい深さで理解できる本だった。2点が印象に残った。①エネルギーは形を変えて存在する…バイオマスは光合成、風力は大気圧の違いに由来するように、中でも太陽は多くのエネルギーの母である。②エネルギーゲームに終わりはなし…石油は確かに石炭を凌駕したが、完全代替はしていない。同じように各資源に黄金時代はあるが、人間がこれら「全て」のエネルギーを必要としているのも事実である。結局、不都合や欠点を最小限抑えて、各特性をどう活用するかの議論に収束し、その答えは技術とともに変わり続ける。2021/11/27

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