内容説明
バイエルン森国立公園の広い囲い地で飼育されたオオカミの繁殖行動、成長、社会行動、コミュニケーションなどを綿密に記載し、イタリアの山地に生息する野生オオカミの生態を報告するとともに、オオカミと人間の関わりあいの歴史をもドラマティックに描き、保護対策にも触れている。
目次
オオカミ―最上級の動物
最初はアンファだった
行動の発達
オオカミの「ことば」
順位
順位の発展
性、交尾、子育て
順位の機能
群れの結びつき、まとまり、統率
社会的戦略の適応的価値
オオカミの生態に寄せて
アブルッツィのオオカミ
オオカミー―崇拝され、誤解され、誹謗され
著者等紹介
ツィーメン,エリック[ツィーメン,エリック][Zimen,Erik]
1941年スウェーデン生まれ。14歳のときニューヨークの博物館で剥製のオオカミと出会い、野生への強い憧れを抱く。1967年、北ドイツのリックリングに囲い地をつくり「アンファ」を育てる。1971年そこでの研究で博士号を取得した後、バイエルン森国立公園に移り、広大な野外囲い地をつくるなど、様々な研究プロジェクトを指導する。ドイツや北米での観察ばかりか、世界自然保護寄金「WWF」の委託によりイタリア最後の野生オオカミの生態調査を行うなど、その活動範囲はきわめて広い
今泉みね子[イマイズミミネコ]
1948年生まれ。国際キリスト教大学教養学部卒。フライブルグ在住。環境ジャーナリスト、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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