出版社内容情報
新潟県十日町市の池谷集落は高度経済成長の流れで急激に人口が減少、中越地震によって6世帯13名になり、誰もが廃村を覚悟した。しかし、震災ボランティアとの交流を通じて若い移住者が徐々に増え、11世帯23名まで盛り返している。住民皆で将来ビジョンを掲げて一歩一歩地道な活動を行ない、限界集落を脱却した実話と再生のノウハウをまとめた本。元地域おこし協力隊で集落への移住者である著者の視点からまとめるが、地元リーダーである山本浩史さんのロングインビューや住民から聞き取りもふんだんに盛り込まれている。
はじめに
第1部 実話編 廃村寸前のむらが限界集落から脱却するまで
プロローグ?賑やかだったムラ
第1章 地震で村が変わった
第2章 集落存続に向けてむらが動いた
第3章 集落の灯を絶やさない
【ロングインタビュー】
「あきらめ」の気持ちをどう乗り越えたか 山本浩史(特非「地域おこし」代表理事)
【聞き書き 池谷の暮らし】戦後から中越地震以前の暮らしとなりわい
第2部 ノウハウ編 限界集落再生のポイント
第1章 イベント単発型でなく、継続的に地域を発展させるには?
第2章 将来ビジョンをつくる際のポイント
第3章 移住者や地域おこし協力隊員をうまく受け入れるために
第4章 時代の転換点で今後何を目指すべきか?
[解題]地域再生の実態と理論の最前線?農山村再生から都市農村共生へ?
明治大学農学部教授 小田切徳美
多田朋孔[タダトモヨシ]
著・文・その他
NPO法人地域おこし[チイキオコシ]
著・文・その他
内容説明
新潟県十日町市の山間部にある雪深い池谷集落。戦後過疎化の一途をたどり、中越地震でも大きな被害を受けて廃村の危機に直面したむらが、どうやって奇跡の再生を遂げたか?むらで踏ん張ってきた数戸の旧住民と都会から訪れるボランティアや移住者が、力を合わせて地域再生を進めた経緯をつぶさにたどる。後半は、地域おこし協力隊任期終了後、池谷に移住した著者が、自らの実体験を通して地域おこしのノウハウをわかりやすく解説する。
目次
第1部 実話編―廃村寸前のむらが限界集落から脱却するまで(プロローグ―にぎやかだったむら;地震でむらが変わった;集落存続に向けてむらが動いた;集落の灯を絶やさない;ロングインタビュー 「あきらめ」の気持ちをどう乗り越えたか(山本浩史(NPO法人地域おこし代表理事))
聞き書き 池谷の暮らし 戦後、中越地震までの暮らしとなりわい)
第2部 ノウハウ編―限界集落再生のポイント(イベント単発型でなく、継続的に地域を発展させるには?;将来ビジョンをつくる際のポイント;移住者や地域おこし協力隊員をうまく受け入れるために;時代の転換点で今後何を目指すべきか?;解題 農山村再生の最前線―理論と実践)
著者等紹介
多田朋孔[タダトモヨシ]
第44代京都大学応援団長。経営コンサルティング会社、組織開発コーディネーターを経て、2010年より総務省の地域おこし協力隊として池谷集落に家族で移住。池谷集落の取り組み以外に、地域活動を促進するワークショップ、地域おこし協力隊のサポート、都会から田舎への移住支援や田舎での起業・新規事業立ち上げの支援を行う。Forbes JAPAN「ローカル・イノベーター55選」で関東甲信越地区読者投票1位に選出。地方自治法施行70周年記念総務大臣表彰個人表彰「地方自治の功労者(民間人)」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
さきん
けんとまん1007
tbtmtk
JF1RLN
-
- 和書
- クモ フィールド図鑑