奇跡の集落―廃村寸前「限界集落」からの再生

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奇跡の集落―廃村寸前「限界集落」からの再生

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  • サイズ 46判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784540181160
  • NDC分類 318.641
  • Cコード C0036

出版社内容情報

新潟県十日町市の池谷集落は高度経済成長の流れで急激に人口が減少、中越地震によって6世帯13名になり、誰もが廃村を覚悟した。しかし、震災ボランティアとの交流を通じて若い移住者が徐々に増え、11世帯23名まで盛り返している。住民皆で将来ビジョンを掲げて一歩一歩地道な活動を行ない、限界集落を脱却した実話と再生のノウハウをまとめた本。元地域おこし協力隊で集落への移住者である著者の視点からまとめるが、地元リーダーである山本浩史さんのロングインビューや住民から聞き取りもふんだんに盛り込まれている。

はじめに
第1部 実話編 廃村寸前のむらが限界集落から脱却するまで
プロローグ?賑やかだったムラ
第1章 地震で村が変わった
第2章 集落存続に向けてむらが動いた
第3章 集落の灯を絶やさない
【ロングインタビュー】
「あきらめ」の気持ちをどう乗り越えたか 山本浩史(特非「地域おこし」代表理事)
【聞き書き 池谷の暮らし】戦後から中越地震以前の暮らしとなりわい
第2部 ノウハウ編 限界集落再生のポイント 
第1章 イベント単発型でなく、継続的に地域を発展させるには?
第2章 将来ビジョンをつくる際のポイント
第3章 移住者や地域おこし協力隊員をうまく受け入れるために
第4章 時代の転換点で今後何を目指すべきか?
[解題]地域再生の実態と理論の最前線?農山村再生から都市農村共生へ?
明治大学農学部教授 小田切徳美

多田朋孔[タダトモヨシ]
著・文・その他

NPO法人地域おこし[チイキオコシ]
著・文・その他

内容説明

新潟県十日町市の山間部にある雪深い池谷集落。戦後過疎化の一途をたどり、中越地震でも大きな被害を受けて廃村の危機に直面したむらが、どうやって奇跡の再生を遂げたか?むらで踏ん張ってきた数戸の旧住民と都会から訪れるボランティアや移住者が、力を合わせて地域再生を進めた経緯をつぶさにたどる。後半は、地域おこし協力隊任期終了後、池谷に移住した著者が、自らの実体験を通して地域おこしのノウハウをわかりやすく解説する。

目次

第1部 実話編―廃村寸前のむらが限界集落から脱却するまで(プロローグ―にぎやかだったむら;地震でむらが変わった;集落存続に向けてむらが動いた;集落の灯を絶やさない;ロングインタビュー 「あきらめ」の気持ちをどう乗り越えたか(山本浩史(NPO法人地域おこし代表理事))
聞き書き 池谷の暮らし 戦後、中越地震までの暮らしとなりわい)
第2部 ノウハウ編―限界集落再生のポイント(イベント単発型でなく、継続的に地域を発展させるには?;将来ビジョンをつくる際のポイント;移住者や地域おこし協力隊員をうまく受け入れるために;時代の転換点で今後何を目指すべきか?;解題 農山村再生の最前線―理論と実践)

著者等紹介

多田朋孔[タダトモヨシ]
第44代京都大学応援団長。経営コンサルティング会社、組織開発コーディネーターを経て、2010年より総務省の地域おこし協力隊として池谷集落に家族で移住。池谷集落の取り組み以外に、地域活動を促進するワークショップ、地域おこし協力隊のサポート、都会から田舎への移住支援や田舎での起業・新規事業立ち上げの支援を行う。Forbes JAPAN「ローカル・イノベーター55選」で関東甲信越地区読者投票1位に選出。地方自治法施行70周年記念総務大臣表彰個人表彰「地方自治の功労者(民間人)」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

26
小田切徳美先生のコメントも出て来る。地域おこしの長期的ビジョンの大切さを訴えているのは共感できた(153頁)。イベント、特産品、古民家は手段とのこと。地域の発展段階に応じた取り組み(図2)はイメージが湧いた。仲良くなることが大前提。取り組みを広げ、組織化し、SDGsのようにしていくことがポイントだろう(162頁)。また、今後目指すこと(図10)というのは、腹が見える関係の大事さを知った。人の行き来があると、お金やモノの取引も生じる。バランスのよい人口分布が可能となる姿を描くことが大事らしい(257頁)。2019/07/13

さきん

26
消滅寸前の集落で一回は危機感から田んぼの整理をおこなったところだったが、地震によってまた立て直しは図ることに。そこから、若い人が数家族移住してくるまでになったのは、一つに外から人が来ても良いから集落を存続したいという気持ちを共有できたこと、村内で宝さがしをおこなって有形無形遺産を掘り起こせたこと、5年計画を具体的に立て、NPO法人を機能させ、米の直販体制を確立したことが挙げられている。後半部は地域おこし協力隊の扱いの難しさについて解説。2018/11/17

けんとまん1007

25
限界集落。明確な言葉ではないが、同じような環境が、農村・漁村・山間部だけでなく、実は、都市圏の中にも沢山あるのではと思った。一つの村の事例をもとに、そこから汎用的な部分も読み取ることが重要だ。やはり、基本にあるのは、人の思いと、資源をどう見るかの視点。それと時間。あだ、時間をかければいいということでもない。一つの地域、組織という視点でみると、いろんな気づきがある。2019/07/10

tbtmtk

3
故郷の隣の市で近いこともあり、興味を持って読んでみた。第1部はとくに、本人、当事者たちの実体験や村おこしに対するおもいが語られていて非常に興味深くおもしろく読んだ。 わが故郷も消滅地域のリストに入っていて、放っておけばこの池谷集落のようになる事は間違いなく、他人事ではないのだが、離れて暮らしているとどうしたら良いのか、さっぱり見当もつかないのが実際だ。 自治体の役所の規模も動きも全く異なるので、うちの場合はどうかなぁ…と少し悲観的な気持ちにもなった。 自分一人でできることは少ないけれど、コツコツは大事。2019/03/16

JF1RLN

1
新潟県十日町市での村おこしの本。前半はやってきたことを書いていて後半にノウハウ的なことをまとめてる構成。基本的に「売れるものは高く売って定住できるように」「持続可能な環境・イベントを続けていく」「外社会とはゆるやかにつながり続ける」が基本っぽい。この本が書かれたのはコロナ前のようだが、コロナ後ではこういったノウハウがどう変わっているのだろうか。2022/11/19

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