内容説明
誰もが驚いた、遙かに予想を上回るV字回復。奇跡の再生劇を生んだ「稲盛改革」に迫る。
目次
第1章 更生計画を上回るV字回復
第2章 管理者ではなく、リーダーであれ
第3章 部門別採算による意識改革
第4章 トップが現場に出向く
第5章 マニュアル主義から考える現場へ
第6章 価値を生みはじめたバリューチェーン
第7章 改革に死角はないか
終章 JALを再生させた5つのカギ
おわりに JAL再生を私たちはどのように活かせるか
著者等紹介
引頭麻実[インドウマミ]
株式会社大和総研執行役員コンサルティング本部副本部長。一橋大学法学部卒。1985年大和證券へ女性総合職一期生として入社。電機セクターの証券アナリスト、ストラテジストを経て、投資銀行業務に従事。2009年大和総研執行役員、2012年2月より現職。公認会計士・監査審査会委員、官民競争入札監理委員会委員、原子力損害賠償支援機構運営委員会委員。企業会計審議会委員を歴任。公益社団法人日本証券アナリスト会検定会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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じゅん兄
20
経営破たんしたJALが、なぜ短期間で再上場を果たす事が出来たのかを裏で支えた証券会社の眼で解説しているので、トップに就任した稲盛氏礼賛の色合いが強い。が、それでも確かに「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」という稲盛イズムの浸透が半官半民・殿様商売だったJALを変えたのは間違いない。2013/02/02
いたろう
15
異業種からやってきた稲森会長に、当初、社内はお手並み拝見という冷やかな雰囲気だったものの、徐々に社内の意識が変わっていき、最終的に会社が大きく変化、V字回復を果たしたというのは、まさに小説のような話。稲森会長は平成の上杉鷹山か。2013/03/20
フジマコ
13
稲盛さんの最後の挑戦とセットで読みました。各人の視点の違いでどう違うのか興味深くて。2013/11/02
プリン
8
JALの本ではありますが、稲盛経営術のエッセンスの紹介本という側面が強く押し出された著作。稲盛氏の「フィロソフィ」が普遍的なものであるのは当然ですが、JALのような業態にもアメーバ経営を導入するとは実に驚きです。もうここまでくると一種の職人技。盛和塾に入門するかを本気で考えました。2013/06/28
Kei
7
会社更生法適用後のJALの再生について描く。京セラ創業者の稲盛和夫氏を会長に迎え、改革していく様子が述べられているのだが、その結果と内容には目を見張る。JALフィロソフィーの普及と部門別採算性の二本柱で社員の意識改革とコストを意識した経営に立ち代わっていくのだが、その手腕はやはり一代で巨大企業を作り上げた稲盛さんならではだと思う。2016/03/09
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