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日経ビジネス人文庫
日本の優秀企業研究―企業経営の原点 6つの条件

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  • サイズ 文庫判/ページ数 371p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532193492
  • NDC分類 336
  • Cコード C0134

内容説明

長期的に好業績を上げ続ける企業には、「形」でない「本質」がある―。組織の経済学の視点で、企業経営の現場を徹底検証。優秀企業の普遍性を「帰納法的」に導き出した名著、いよいよ文庫化。

目次

序章 優秀企業はいかなる特質を有しているのか
第1の条件 分からないことは分けること
第2の条件 自分の頭で考えて考えて考え抜くこと
第3の条件 客観的に眺め不合理な点を見つけられること
第4の条件 危機をもって企業のチャンスに転化すること
第5の条件 身の丈に合った成長を図り、事業リスクを直視すること
第6の条件 世のため、人のためという自発性の企業文化を埋め込んでいること
終章 私たちが輝いていた原点へ

著者等紹介

新原浩朗[ニイハラヒロアキ]
経済産業省紙業生活文化用品課長。1984年東京大学経済学部卒業、通商産業省入省。同省にて産業政策関係の多くの法案作成などに携わる。米ミシガン大学大学院経済学博士課程留学。経済産業省情報経済課長を経て現職。早稲田大学客員教授を兼務。専門分野は、企業論、産業組織論。『日本の優秀企業研究―企業経営の原点 6つの条件』で第4回日経BP BizTech図書賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

70
日本版「ビジョナリー・カンパニー」とも言うべき本だろう。上梓から10年以上過ぎた今、ここに挙げられた企業は、今現在でも必ずしも高業績であるとは限らないが、最先端分野でなくて、成熟した業界と思える中でも高い利益率を上げる企業の例が紹介されている。例えばマブチモーターの例等は興味深い。要は企業の戦略なのだと思う。★★★★

ハパナ

7
2003年が初版の本です。仮説から検証していくスタイルではなく、事実の分析により答えを導き出す帰納法を用いた分析結果をまとめられていました。対象企業としては”マブチモーター/キヤノン/信越化学/ホンダ/花王/ヤマト運輸”等です。本書のミソとしては、”目的が継続的社会貢献、手段が利益”で表せるのではないでしょうか。太い理念の確立と、それに沿うために時には矛盾と思われる手段も朝令暮改で採用していく。物量・質的な資源しっかりと理解し、”いま”と”ここ”に応じて大事なのは捨てて行く事。今では良い歴史になりますね。2016/08/21

glaciers courtesy

5
分かるよ、言いたいことは。うちの会社がこの6つの条件に当てはまっていないことも良く分かる。しかし、この優秀とされている企業は単に著者の好みでここに集められているだけの気もするのだ。本当に持続的に伸びている会社はここに取り上げられているのだけなのか。例えばキーエンスなんかは該当しないのか。読み物としては良いけど、厳密に会社を、経済を語る語るにはデータの母数をと条件によって抽出された企業の全部、もしくはほとんどに該当する話として論を組み立てるべきだと思うのだ。統計的に語らないと、単なるデータ付の居酒屋談義だ。2016/05/17

hajihaji

4
自分が考えていることを裏付ける意味で、大変参考になりました。意見や思想の対立は数多くありますが、自身の視点を自信を持って主張できるように、これらの研究成果を知識としてしっかり蓄えていきたいと思います。2017/12/31

帯長襷

3
優秀企業の共通点を帰納的に6つの条件にまとめている。少なくとも今まで成功しているところはこうだった、というもの。◆1:分からないことは分けること◆2:自分の頭で考えて考えて考え抜くこと◆3:客観的に眺め不合理な点を見つけられること◆4:危機をもって企業のチャンスに転化すること◆5:身の丈に合った成長を図り、事業リスクを直視すること◆6:世のため、人のためという自発性の企業文化を埋め込んでいること。当たり前っちゃ当たり前。でも「わからない事業をやらない勇気」ってバズワードに流されている企業やっぱり多いよね。2019/08/27

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