出版社内容情報
日本経済はなぜいち早く成長軌道に乗り、加速し、失速したのか? 本書はこの3つの問いに日本経営史から答えを示すユニークな通史。経営史というと、渋澤栄一、松下幸之助といった人物のエピソードを中心としたものか、紡績業、鉄鋼業、電機、自動車といった産業の盛衰から解説するものに分かれますが、本書のように、日本経済の興亡とリンクしてストーリーとして解説するものはありません。
本書は、経済成長のあり方の変化に焦点を合わせて、日本の経営のあゆみを振り返ってゆきます。筆者は、エネルギー産業を中心とした研究で多くの業績を残し、21世紀のエネルギー問題についても積極的に提言を行っています。
序 章 日本経済の成長を牽引したリーダーたち
第1章 後発国の産業革命――幕末開港から日露戦後まで
第2章 世界的に稀有な成長軌道へ――明治末期から第二次世界大戦まで
第3章 挫折と再出発??第二次世界大戦直後
第4章 「空前」の経済成長――高度成長から安定成長へ
第5章 失速――バブル経済崩壊以降
第6章 再生――2018年時点での展望
終 章 日本経営史を振り返って
橘川 武郎[キツカワタケオ]
著・文・その他
内容説明
本書は、幕末開港、明治維新から平成までの日本企業の歩みを解説する入門書です。日本経済の軌跡を企業と経営者が織りなすストーリーとして描きます。様々な経営者のエピソードも交えて解説。彼らがどのように時代を変えたのかを明らかにします。本書を読む上で予備知識は必要ありません。現在企業が直面している課題に向き合っている人のヒントにもなります。日本の未来に向かってどのような経営が必要かも解説します。
目次
序章 日本経済の成長を牽引したリーダーたち
第1章 後発国の産業革命―幕末開港から日露戦争まで
第2章 世界的に稀有な成長軌道へ―明治末期から第二次世界大戦まで
第3章 挫折と再出発―第二次世界大戦直後
第4章 「空前」の経済成長―高度成長から安定成長へ
第5章 失速―バブル経済崩壊以降
第6章 再生―2018年時点での展望
終章 日本経営史を振り返って
著者等紹介
橘川武郎[キッカワタケオ]
1951年和歌山県生まれ。1983年東京大学大学院経済学研究科第2種博士課程単位取得。経済学博士。青山学院大学経営学部助教授、東京大学社会科学研究所教授、一橋大学大学院商学研究科教授を経て、東京理科大学大学院経営学研究科教授。東京大学名誉教授、一橋大学名誉教授。2013年1月から16年12月まで経営史学会会長。日本経営史、エネルギー産業の研究のほか、プロ野球の歴史に関する研究なども行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Y_Michiari
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