内容説明
食料品からビタミン剤・抗生物質・洗濯用洗剤・自動車燃料など、多くのものが目に見えない微生物たちの醸しだす“発酵”によってつくられています。本書では発酵のメカニズムや種類を中心に、食品・製薬・環境テクノロジーで活躍する発酵技術を紹介します。生命豊かな発酵の世界をのぞいてみましょう。
目次
第1章 発酵ってなに?
第2章 身近な発酵のいろいろ
第3章 産業に使われる発酵
第4章 発酵を担う微生物たち
第5章 発酵の仕組み
第6章 発酵を支える新しいバイオテクノロジー
第7章 広がる発酵の力
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あるにこ
8
図書館本。発酵と腐敗の違いは人の役に立つかどうか。納豆、ヨーグルト、ビール、ワインなど適用は幅広い。発酵はデンプン⇒糖⇒アルコール⇒酢酸へと進むものが多く、酒も火入れで殺菌しないと酸っぱくなる。ワインなどは自然発生で猿も飲んでいたとされ、化学が発展するずっと昔からある飲み物である。2021/06/25
舟江
3
筆者が協和発酵とあったので嫌な予感がしたが、親鸞君の記述はなく胸をなでおろした。2018/03/17
チクタクマン
3
納豆や味噌が発酵食品であることは知っていたが、食品に含まれているアミノ酸やビタミンまで微生物による発酵で作られているとは、目からうろこだった!他の生物の遺伝子DNAを導入することで微生物に他生物の酵素を作らせたりと、応用出来る範囲の広さにただただ感嘆。2017/08/10
あゆみ
3
興味深い。発酵食品のみならず、内容が幅広い。専門用語の説明も多いからちょっと疲れるけどしらなかったこといっぱいで面白かった!2016/08/21
oleom
1
とりあえず関連題材まとめました、という感じ。 わかった気にはなれる2017/10/01