メカ屋のための脳科学入門―脳をリバースエンジニアリングする

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メカ屋のための脳科学入門―脳をリバースエンジニアリングする

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  • サイズ A5判/ページ数 206p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784526075360
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C3053

目次

第1編 イントロダクション―エンジニアのための脳科学とは?(脳の構造から機能を探る;ハードウェアとしての耳―耳の構造と人工内耳の発明;脳の予測機能―22個の電極が3万本の聴神経を代替できる理由)
第2編 神経細胞編(神経細胞とネットワーク―なぜ脳には“シワ”があるのか;神経信号の正体―神経細胞が電気で情報を伝える仕組み;神経細胞の情報処理メカニズムと神経インターフェイス―人間に五感をもたらす仕組み)
第3編 運動編(筋肉と骨格―生物の運動をつくり出す機構と制御;筋肉の制御回路―運動ニューロンによる身体の動作制御;脊髄―運動パターン生成器;大脳皮質のうんづ関連領野―階層的な運動制御;小脳―フィードバック誤差学習による身体モデル構築)
第4編 知覚編(おばあさん細胞仮説―脳の階層性がもたらす“概念”の形成;神経細胞の情報処理メカニズムと分散表現―神経細胞のチームプレーを可能にする脳内クロック;機能マップと神経ダーウィニズム―脳による学習のメカニズム;脳の省エネ戦略―自己組織化マップと深層学習による効率的な情報表現;脳をリバース・エンジニアリングしてみよう―脳の仕組みを、機能に結びつける)
第5編 芸術編(脳と芸術―脳は分布に反応する;好き嫌いの法則性―ヒトの“好み”に作用する進化の淘汰圧とドーパミン報酬信号;芸術の法則性と芸術家の芸風―芸術のエッセンスは脳への訴求力)

著者等紹介

高橋宏知[タカハシヒロカズ]
1975年生まれ。東京大学先端科学技術研究センター講師(大学院情報理工学系研究科知能機械情報学兼担)。1998年、東京大学工学部産業機械工学科卒業。2003年、同大学院工学系研究科産業機械工学専攻修了。博士(工学)。2008年、科学技術振興機構さきがけ研究者。機械系学科に所属しながら、脳のメカニズムを実験的に探求。専門は神経工学と聴覚生理学。現在の興味は、知能や意識の創発メカニズム。日本生体医工学会、電気学会、北米神経科学会等会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やす

13
著者は工学系の学生だったがなぜか脳科学の研究者となる。脳科学は個別的成果の羅列であるので教科書は鈍器となり理工系の学生は苦手。そこで著者は薄い教科書を書きたいとこの本を書く。実はこのシリーズの2作目が読みたくて大人買いした。内容は神経の軸索を信号がどのように伝わるかの解明から。なんとRC回路でモデリングする。細胞膜の内と外のイオン密度の差が起電力となって刺激に対する平衡状態への変位がパルスを形成する。視覚、聴覚、。。。すべての感覚器をセンサーとしてその機構を解説し、筋肉をアクチュエーターとして解説。2024/02/11

ポレ

13
脳科学を扱う一般書には珍しく、構造と機能面の解説に軸足を置いている点が非常に新鮮だった。東大工学部の講義録なので細かな数値や計算式が登場するが、自分のような浅学はサラッと読み飛ばすのが正しい読み方かな。2021/04/02

10
工学部向けの脳科学入門書。筆者は機械科出身であり、生物系の脳機科学を機械科の視点から切り込むことでオリジナリティに富んだ研究成果を生み出している。脳と芸術に関する章が特に興味深く、著者によると芸術と脳の機能も「物事の本質を抽出すること」という点で共通しているのだという。また脳はエッジが強調された絵や平均的な顔を美しいと認識するという研究結果が紹介されているが、その理由はまだはっきりとしていないらしい。2019/05/07

相楽(twitter:sagara1)

8
異常に明晰で超絶面白い。第二章で「医療分野において、20世紀の奇跡」たる人口内耳を序文の宣言通りの脳や神経のリバースエンジニアリング/実用的応用として持ち出して来たのが新鮮。コンセプトが極めて明快。脳科学の概説導入を錯視錯覚や喪失機能の自然代替等の話題でやるのは見飽きて見飽きてげっぷがでそうで、この本でも実際その後に簡潔に提示もされてるけど、それをあえて避けてみせたのかな?とも。工夫が凝らされ、はっきりとコンセプトが示されていた。素晴らしいと思う。続刊が出ているのでそちらも読みたい。(コメント欄に続く2017/12/03

kenitirokikuti

6
おもしろそうなところを拾い読み。「第3講 脳の予測機能」人工内耳は奇跡的と呼べるほど成功している。聴神経は3万本あるのに、人工内耳は22個の電極しか使ってない。脳の予測機能が働く時間は200ms程度。それ以上の不整合は補正できず異常を感じる。またヒトの認識にとって、感覚器が外界から得る情報はあまり重要ではない。我々の意識的な知覚の大半は高次領野で生成される▲「第5編 芸術編」我々はヒトの表情から情動価を読めると勘違いしている。実際に読み取れるのは顕著性である。そういや思い人の気持ちは分からないものだよね。2022/09/23

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