内容説明
日本経済の活性化・成長のためには、次世代を担う急成長イノベーション企業を日本から輩出しなければならない。そのためには、リスクマネーを供給し、新産業育成を支援するベンチャーキャピタル(VC)の存在が不可欠だが、日本のVCはまだその役割を十分に果たしているとはいえない。その問題点と課題とは何か。
目次
新産業創造におけるベンチャーキャピタルの役割と課題
第1部 ベンチャーキャピタル投資の実践的課題(ベンチャー企業創造を促進する企業価値評価;アントレプレナーとベンチャーキャピタルの投資契約書;役員派遣とハンズオン投資;社会的視点からのハンズオンサポート)
第2部 ハイリスク企業向けのベンチャーキャピタル投資(バイオベンチャーの成長とベンチャーキャピタルの役割;大学発ベンチャーの成長とベンチャーキャピタル)
第3部 ベンチャーキャピタル投資のインフラ(ベンチャーキャピタル投資の情報インフラ整備;ベンチャーキャピタル投資の法的論点)
第4部 ベンチャーキャピタル投資の補完(ビジネスエンジェル投資によるベンチャーキャピタル投資の補完;ベンチャーキャピタル投資とバイアウト投資の補完関係)
第5部 ベンチャーキャピタル投資のエグジット市場(新規株式公開前後における企業の質;新規株式公開後の企業行動と業績パフォーマンス;ベンチャーキャピタルのエグジット方法の多様化と課題)
著者等紹介
忽那憲治[クツナケンジ]
神戸大学大学院経営学研究科教授。1964年愛媛県生まれ。1994年、大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程修了。博士(商学)。財団法人日本証券経済研究所研究員、大阪市立大学経済研究所専任講師、助教授、神戸大学大学院経営学研究科助教授を経て、2005年より現職。専門は、アントレプレナーファイナンス、アントレプレナーシップ、ビジネスプランニングとリスク分析、中小企業金融。企業家育成のための社会人向けプログラムとして、ビジネスプランニング実践塾やベンチャーファイナンス実践塾の塾長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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