出版社内容情報
デジタル化、とりわけソーシャルメディアの発達で大きく変わりつつあるマーケティングの取り組みを、製造業、流通業、観光業、教育業、SDGs等、事例を挙げながら紹介。
内容説明
デジタル社会のマーケティングはどのように変わるのか。製品開発、コミュニケーション、チャネル、価格の枠組みを踏まえつつ、観光、サービス、教育、ソーシャルビジネス、資金調達の分野を射程に加え、米国企業、中国企業も含む幅広い先端事例を通じて、デジタル・マーケティングの可能性を探る。マザーハウス、ヤッホーブルーイング、近畿大学、注文をまちがえる料理店などの事例から先端デジタル・マーケティングを学ぶ。
目次
伝統的マーケティングとデジタル社会のマーケティング
第1部 デジタル化がもたらす消費者行動とマーケティングの変化(デジタル社会の製品開発:マザーハウスの「ZADAN」の仕組みと共創型開発;デジタル社会の価格戦略と購買行動:利用に合わせた支払いと所有しない消費;デジタル社会のコミュニケーション:リンナイのデジタル・コミュニケーション;デジタル社会の消費者間コミュニケーション:スマートフォンやSNSによるコミュニケーションの変化;デジタル社会のファンマーケティング:ヤッホーブルーイングのファン創造;デジタル社会の流通:コスモス・ベリーズの生活プラットフォーム創造;デジタル社会のワントゥワンマーケティング:Target、Amazonの顧客情報活用;デジタル社会の中国電子商取引:アリババ,テンセントによる「新小売」の展開)
第2部 デジタル化がもたらす新たなマーケティングの可能性(デジタル社会の観光マーケティング:トリップアドバイザーの口コミプラットフォーム;デジタル社会のリレーションシップ・マーケティング:RIZAP AI、IoTを活用したCRM戦略の革新;デジタル社会の教育産業マーケティング:近畿大学のオウンド・メディア・デザイン;デジタル社会の社会問題解決:「注文をまちがえる料理店」の共感と発信によるシェアリング・イシュー;デジタル社会の資金調達:READYFORのクラウドファンディングの仕組みとグロースハッカーの役割)
著者等紹介
廣田章光[ヒロタアキミツ]
近畿大学経営学部商学科教授。博士(商学)。神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。専攻は、マーケティング論、製品イノベーション論、デザイン思考
大内秀二郎[オオウチシュウジロウ]
近畿大学経営学部商学科准教授。博士(経済学)。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程学修認定。専攻は、マーケティング論、流通論、マーケティング史
玉置了[タマキサトル]
近畿大学経営学部商学科准教授。博士(経済学)。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。専攻は、消費者行動論、マーケティング論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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