科学立国の危機―失速する日本の研究力

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科学立国の危機―失速する日本の研究力

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  • サイズ B6判/ページ数 538p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492223895
  • NDC分類 402.1
  • Cコード C3036

出版社内容情報

科学・工学分野の論文数・日本は6位に後退、中国が初の首位
「日本の科学力失速、地位危ない」と英ネイチャー誌が警告!

論文数(人口あたり)、大学の研究資金・研究者数、博士課程学生数……
いずれも先進国で最低レベルにまで急落した日本。

日本の科学研究の現場でいま何が起こっているのか。どうすれば競争力を取り戻すことができるのか。
科学力・研究力の低下は、10年後、20年後の社会・経済にどのような影響を及ぼすのか。

国立大学財務・経営センター理事長として、大学経営の実態や研究現場の声を徹底リサーチした著者が
日本の科学研究力の実態を明らかにするとともに、失速の原因、再生の青写真について、豊富なデータをもとに明らかにする。


内容説明

英「ネイチャー」誌が警鐘!論文数(人口あたり)、大学の研究資金、研究者数(FTE)、博士課程学生数…いずれも先進国で最低レベル。徹底したデータ分析によって競争力低下の実態を解明する。

目次

序章 失速する日本の科学研究力
第1章 学術論文数は経済成長の原動力
第2章 日本の科学研究力が危ない―ノーベル賞ゼロ時代の危機
第3章 論文数は“カネ”次第―なぜ日本の論文数は減っているのか
第4章 政府の科学研究政策はどうあるべきか
第5章 すべては研究従事者数(FTE)に帰着する
第6章 科学技術立国再生の設計図―イノベーション・エコシステムの展開
終章 研究力は地域再生の切り札となる

著者等紹介

豊田長康[トヨダナガヤス]
鈴鹿医療科学大学学長。1976年大阪大学医学部卒業。その後、三重大学医学部助手などを経て、1991年三重大学医学部産科婦人科学研究室教授。2004年三重大学学長。2009年三重大学退職。同名誉教授。同年鈴鹿医療科学大学副学長。2010年独立行政法人国立大学財務・経営センター理事長に就任。大学経営の実態や研究現場の声を徹底リサーチし、日本の科学力・研究力の危機を訴えてきた。2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HMax

23
日本の大学研究力は惨憺たる状況にある。その元凶は大学への公的研究資金の削減が進み、先進国中最低にあること。1)研究従事者数:先進国中最低。2)文献引用指数:先進国中最低。3)博士課程学生数:先進国中最低。先進国中とあるが実際は中国よりもずっと下にある。2000年の研究開発費を1とすると、2015年日本:0.9と減速する中、米国・ドイツ:1.9、韓国:4.2、中国8.1と大幅増。科学技術庁を復活して下さい。2019/06/01

zoe

20
「選択と集中」を信じてきた日本。選択した物が全て成功すると言わんばかりの楽観で。成果主義を信じてきた日本。自らは痛みを伴わず、人員削減、経費削減という簡単な事だけを実践できたと自慢する者だけが残った形で。次の何かに投資できる目利きはそれ程いなかった。何等かの小さな成果でも、出すためには最低限度のお金は必要。集中投資をしたところで、収穫逓減により非効率になる。実際に手を動かす研究従事者数に成果は現れる。論文、特許ひいてはGDPにつながるサイクルについて、どうするよ日本!2019/05/06

おせきはん

18
OECDのデータを活用した国際比較等から、日本の研究力が失速してきた原因を明らかにしています。研究の量・質とも高めるには、まずは研究従事者数を増やす必要があるとの主張は、研究の質の低下につながる危険性もあるのではないかと思いましたが、研究の専門化、大規模化、国際化が進む状況を考えると納得できました。2019/11/25

erie

8
大作だが論文のようなロジカルフローなので、界隈の人間にはするりと読めるはず(この内容は英語論文になっているの?)。このテーマについて言いたいことは200ほどあるが、ここでは本の評価にフォーカス。データについては読者の「こういう分析をしてみたらどうなるの?」に対する回答が大概出ていて、制限のあるデータの分析としてかなりの努力をされているとおもう。研究者たちの声に男性が多いのは母数がそうなのだろう。後半で数学がハイライトされている(よい)。結局こういう影響力のある人が声を上げるしかないわけだが、届くといいが…2019/02/20

デューク

5
「博士課程修了者数も、学術論文数も、どちらもGDPに相関する」。データを基にそう語る筆者による、「科学立国」日本の現状。 筆者は長きにわたり、大学の研究者として、また大学経営者として活躍してきた。そんな筆者に見えてきた、科学立国の危機。 政策の失敗がこれだけ顕著に出ている例も珍しい。漠然としたイメージで語るのではなく、研究者らしく豊富なデータを丁寧に分析することで、説得力と分かりやすさを両立している。明日の食い扶持を失わないためにも、今多くの人に読まれるべき労作だと思う。いちおし2020/03/20

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