ナンパを科学する―ヒトのふたつの性戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487802739
  • NDC分類 141.74
  • Cコード C0011

内容説明

進化心理学で解き明かす、ヒトの性行動のふしぎ!最新の研究成果も多数掲載。

目次

序章 ナンパ・痴漢をどうやって研究するか
1章 女性にスキがあるの?
2章 ふたつの性戦略
3章 ナンパ相手の選び方
4章 悪い男がモテるわけ
5章 芸能人は離婚が多い?
6章 環境に応答するホルモン
終章 配偶行動にはコミュニケーションが必要だ

著者等紹介

坂口菊恵[サカグチキクエ]
1973年、函館生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員。上京後、数年間のフリーター生活を経て東京大学に入学し、進化心理学を学ぶ、現在はお茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科に所属。専修大学、早稲田大学で非常勤講師として教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小梅

76
ほぼ日の学校「ダーウィンの贈りもの」に参加していて、貸し出ししてくれた本。 タイトルのイメージと中身が若干違う印象でした。 私自身はナンパされやすいタイプではないので、ナンパされやすくて困った経験はありません(笑)2019/06/27

シュラフ

27
若き男にとって性の悩みは深刻。大学生の頃など頭の中はずっと女のことばかりだった。あまりの性欲に「オレは異常なのではないか」と悩んだ日々があった。でもこれってテストステロンという男性ホルモンが原因だったのですね。このテストテロン濃度は時々の状況によって変化していくという。子どもが生まれると濃度が下がり、そして年をとるに従って減少していくという。まさに私の今までの人生そのものだ。結局のところ人間はヒトという名の動物ということ。となってみると人生の色々な問題は、人間のカラダの不思議からくるということになる。2017/08/02

ふろんた

19
ナンパをする側ではなくて、ナンパや痴漢に遭いやすい人に関する考察。フィールドワークをしたのではなく、世界中から様々な文献を漁ったせいか、国内のこととして考えるにはぴんと来ない部分もある。小難しいことが書いてあるが、容姿との相関性は低いこと、ナンパされる”スキ”というのがどういうものかについては新たな発見だったが、一般的にイメージされていることと大差はないかもしれない。未知の人から突然声をかけられることに対しては、ほとんどの女性が嫌悪するとのことなので、迂闊に実践はしないように。2014/09/02

kenitirokikuti

9
俗流心理学本みたいなタイトルだが、性淘汰(sexual selection)や配偶者選択(mate choice)に関する進化心理学の論文が元になっている▲著者はよくナンパされたそうである(この場合は、街路などで全く面識ない人物から声をかけられるがそれ以上のアプローチを受けること)。うーん、よく見る言説は痴漢が多いのだけど、たしかにキャッチは不快・怖い…煩わしい、だよな。社会学の仮説ではオスとメスの間の本能的な求愛行動を原理的にうまく扱えないので、それを踏まえた心理学の手法が重要。2022/04/24

よく読む

4
18:04 総合図書館で読了。本タイトルについては全体のうち最初の1/3ほどで終わり、あとは社会生物学、ホルモン、遺伝と環境などについての知識がひけらかされる。女性的な柔らかい、一般向けの文章であった。 keywords: コンドンとオグストン、セルフ・モニタリング、配偶戦略の個人差とコミュニケーション能力の個人差、頻度依存淘汰、オキシトシン、バソプレッシン受容体、脳の男性性、女性性、ゲイ、レズビアン、人差し指より薬指が長いと男性型、ロードーシス現象、ベルスキー=ドレーパー仮説、サイコパス2013/07/22

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