はじめてのフィールドワーク〈2〉海の哺乳類編

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はじめてのフィールドワーク〈2〉海の哺乳類編

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  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784486021056
  • NDC分類 481.7
  • Cコード C1345

出版社内容情報

野生動物を調査・研究を行っている現役若手研究者によるフィールドの最前線からの最新情報を紹介する。今回は海域に生息する哺乳類。シリーズの第二弾は、野生動物の中でも、主に海域に棲息する哺乳類(イルカ・アザラシ・オットセイ・クジラ・ジュゴン)を対象に、国内外のフィールド最前線で日々格闘する研究者を取り上げ、フィールドワークの魅力を紹介する。

はじめに 森阪匡道



一 故郷 南米をめざして─ながされたってなんのその 吉田弥生

将来の夢 紆余曲折を経て/イロワケイルカの研究/水族館での研究とその成果/人生観が変わった フィールドワークとの出会い/短期集中のイルカ調査/おわりに

コラム 音声研究の片腕たち



二 音声からアザラシの世界を覗く 水口大輔

ダニからアザラシへ─アザラシ研究を始めたきっかけ/野生のクラカケアザラシとの出会い/悩みに悩んだ進路変更/水族館での行動観察(1)オホーツクとっかりセンター/水族館での行動観察(2)おたる水族館/行動観察の難しさ/クラカケアザラシの調査ふたたび/海外でのフィールドワーク─湖に暮らすアザラシ/基礎研究をどのように応用していくか?/おわりに

コラム 「動物運」に立ち向かう



三 野生のイルカを水中で追う 榊原香鈴美

動物の魅力/初めてのイルカの観察/御蔵島ってどこ/島の朝は早い/個体識別調査方法/それぞれに名前を/イルカどうしの関係/好奇心旺盛なイルカたち?/どうやって観察するのか/イルカが棲む海/御蔵の暮らしとイルカ/おわりに

コラム 水中撮影のHOW TO



四 亜南極の無人島でオットセイライフ 岩田高志

ふつうが一番/東鯨会とバイオロギング/はじめての野外調査/データ解析に明け暮れた日々/有益なシステムとくだらないルール/バード島までの道のり/バード島/ナンキョクオットセイ/基地での生活/ナンキョクオットセイの野外調査/オットセイの餌捕りイベントの検出/モニタリング調査/調査の終わり/おわりに

コラム バイオロギングデータの検証とその他の調査テクニック



五 お宝は、化石と遺体とうんち!?─イルカの古生物学者をめざして 丸山啓志

京都でのイルカの化石?/古生物学とは?/この道を志した、きっかけ/私の研究対象がイルカになった理由/はじめてのフィールドワーク(地質調査編)/はじめてのフィールドワーク(遺体収集編)/遺体と向き合って気づいたこと/スナメリ遺体と共に迎えた新年/研究からひろがる展示や教育普及活動/おわりに

コラム フィールドワークの強い味方「ホームセンター・百均」



六 オットセイを追って東奔西走 堀本高矩

きっかけは映画と釣り/北海道へ/海棲哺乳類との出会い/オットセイとの出会い/最初のフィールドへ/新たなフィールド、新たな困難/オットセイを求めて北海道をめぐる/繁殖地に行きたい/最北端の、その先へ/ふたたび、島へ/調査を終えて

コラム オットセイ生け捕り記



七 イルカはどこにいるか? 岩原由佳

イルカ博士への道/研究生活の始まり/外洋へ飛び出す/調査こぼれ話/おわりに

コラム 目視調査の必需品



八 人の暮らしとジュゴン 阿部朱音

鳥羽水族館のジュゴン/ジュゴンはおいしい?/遠きジュゴンへの道/地域研究的フィールドワーク修行/人の暮らしとジュゴンの距離が近い地域へ行こう!/トレス海峡諸島、トレス海峡諸島民/多文化社会の木曜島/住人としてのフィールドワーク─移民系ファミリーのカフェ店員/伝統的ジュゴン猟を「聞く」/トレス海峡諸島民のトーテミズム─バニさんの場合/アートに表現されるジュゴン─ワイアさんの作品/生活の中に複層的に存在するジュゴン/これからの研究

コラム フィールドワーク日常化のすすめ



謝辞

著者紹介



吉田弥生[ヨシダヤヨイ]
吉田弥生
東海大学海洋学部 特定研究員

水口大輔[ミズグチダイスケ]
水口大輔
京都大学大学院理学研究科 博士課程修了 理学(博士)

榊原香鈴美[サカキバラカスミ]
榊原香鈴美
京都大学大学院理学研究科 生物科学専攻 霊長類学・野生動物系野生動物分科 野生動物研究センター 博士後期課程

岩田高志[イワタタカシ]
岩田高志
東京大学大気海洋研究所 海洋科学特定研究員

丸山啓志[マルヤマサトシ]
丸山啓志
京都大学大学院理学研究科 地球惑星科学専攻 地質学鉱物学教室 地球生物圏史分科 博士後期課程

堀本高矩[ホリモトタカノリ]
堀本高矩
北海道大学大学院 水産科学院 博士後期課程修了 博士(水産科学)

岩原由佳[イワハラユカ]
岩原由佳
北海道大学大学院環境科学院 生物圏科学専攻水圏生物学コース 生態系変動解析分野 博士後期課程

阿部朱音[アベアカネ]
阿部朱音
京都大学大学院情報学研究科 社会情報学専攻 生物圏情報学講座 博士後期課程

目次

1 故郷南米をめざして―ながされたってなんのその
2 音声からアザラシの世界を覗く
3 野生のイルカを水中で追う
4 亜南極の無人島でオットセイライフ
5 お宝は、化石と遺体とうんち!?―イルカの古生物学者をめざして
6 オットセイを追って東奔西走
7 イルカはどこにいるか?―洋上での鯨類目視調査
8 人の暮らしとジュゴン

著者等紹介

吉田弥生[ヨシダヤヨイ]
1983年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了、博士(理学)。専門:海洋音響行動学・海洋哺乳類学。イルカの音声行動や録音システムの開発などをしている。現在は、東海大学海洋学部にて特定研究員・専門学校で海洋哺乳類学の非常勤講師として研究を続けている

水口大輔[ミズグチダイスケ]
1988年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了、博士(理学)。専門:動物行動学。飼育下および野生のアザラシ類について、水中での音声を用いたコミュニケーションについて研究している

榊原香鈴美[サカキバラカスミ]
1990年生まれ。京都大学大学院理学研究科生物科学専攻霊長類学・野生動物系野生動物分科野生動物研究センター博士後期課程。専門:動物行動学

岩田高志[イワタタカシ]
1983年生まれ。総合研究大学院大学複合科学研究科極域科学専攻五年一貫制博士課程修了、博士(理学)。専門:現在、東京大学大気海洋研究所海洋科学特定研究員としてヒゲクジラやオットセイなどをはじめとする海棲哺乳動物を対象とした行動生態を研究している

丸山啓志[マルヤマサトシ]
1985年生まれ。京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻地質学鉱物学教室地球生物圏史分科博士後期課程。専門:古生物学・博物館学。現在は、イルカ類特有の左右非対称な頭骨に関する形態解析や中新世イルカ類の分類他、イルカ類遺骸の化石化過程の解明や鰭脚類の糞化石の研究に取り組んでいる

堀本高矩[ホリモトタカノリ]
1988年生まれ。北海道大学大学院水産科学院博士後期課程修了、博士(水産化学)。専門:海生哺乳類(とくにキタオットセイ)の摂餌生態、海上分布の調査研究

岩原由佳[イワハラユカ]
1990年生まれ。北海道大学大学院環境科学院生物圏科学専攻水圏生物学コース。生態系変動解析分野博士後期課程。専門:鯨類の分布生態。とくに北日本周辺の小型鯨類や北極海のヒゲクジラについて研究している

阿部朱音[アベアカネ]
1987年生まれ。京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻生物圏情報学講座博士後期課程。専門:地域研究、環境人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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