ちくま新書<br> 歴史人口学事始め―記録と記憶の九〇年

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ちくま新書
歴史人口学事始め―記録と記憶の九〇年

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  • サイズ 新書判/ページ数 336p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480072993
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0220

出版社内容情報

2019年に逝去した歴史人口学の泰斗・速水融の遺著。欧州で歴史人口学と出会い、日本近世経済史の知られざる姿を明らかにした碩学が激動の時代を振り返る。

内容説明

若き日のヨーロッパ留学で歴史人口学と不意に出会い、やがて宗門改帳を使った人口動態調査や「勤勉革命」の提唱で世界的に評価されるまでに至った著者が、幼少期からの体験と日本の歴史人口学成立事情を振り返る。戦中の勤労動員、敗戦後の混乱、中東旅行での歴史観の転換、ヨーロッパの先端研究の導入、網野善彦や梅原猛との出会い、時刻表をヒントにしたデータシートの考案など、九〇年間の学問人生を回顧し、人口減少社会の未来を考察する。急逝した碩学の最後のメッセージ。

目次

1 誕生から中学まで―一九二九~一九四五
2 終戦―一九四五~一九四八
3 大学入学から常民研まで―一九四八~一九五三
4 歴史人口学との出会い―一九五三~一九六四
5 宗門改帳との出会いと「BDS」の考案―一九六四~一九八九
6 人口減少社会における研究の展開―一九八九~二〇一九

著者等紹介

速水融[ハヤミアキラ]
1929年生まれ。慶應義塾大学・国際日本文化研究センター・麗澤大学名誉教授。2009年文化勲章受章。日本学士院会員。経済学博士。経済史・歴史人口学専攻。2019年12月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zag2

26
速水融さんの最後の書。幼少期からの自伝を中心に、歴史人口学にまつわる様々な話や、人口減少社会をどう捉えていったらよいかまで触れています。また最晩年に、いわゆるスペイン風邪についての研究を進めた経緯などにも言及されていて、幅広い興味をもって歴史を見ておられた姿勢が窺えます。弟子にあたる斎藤修さんの解説によれば、本書の最後の方は速水さんご自身で書くことができず、別に書かれた論文などをもとに斎藤さんらがまとめ、速水さんに見てもらって一書にしたとか。道を切り拓いた学者って凄いのだと、感動を持って読みました。2022/04/05

おせきはん

20
歴史人口学を日本に導入された速水融先生の自伝です。第二次世界大戦時の学生生活、歴史人口学との偶然の出会い、趣味など、人との縁を大切にし、人との縁を通じて道を切り開いてきた人生を率直に回想されています。スペイン・インフルエンザや人口減少に関する言及もあります。速水先生は本書が刊行される少し前の昨年12月にお亡くなりになられましたが、現状をご覧になられて、どのようなことをおっしゃるのか、ご意見をおうかがいしてみたかったです。2020/08/10

さとうしん

12
先頃亡くなられた速水融の学問の歩み。メインとなる歴史人口学との出会いのほか、1944・1946年の東南海・南海大地震、スペイン・インフルエンザ、日本の高齢化社会への視点に惹きつけられる。歴史人口学との出会いは偶然の重なりによるものだったようだが、研究者と研究テーマとの出会いはそういうものかもしれない。2020/02/17

AKa

7
「宇沢弘文を殴る会」でバズった本であるw個人的には「勤勉革命」の人という認識でしたが、「歴史人口学」の紹介こそが自他共に認める最大の功績なんですね。ところで、前半生で語られる、戦中の高校・大学予科生や山の手知識人たちの様子から、(使いたくない表現ではあるが)「上級国民」的なものをどうしても感じてしまう(大変面白いのだけど)。また、スペイン・インフルエンザについての文章から、ここのところパニックにすらなっているCOVID-19は、歴史上ではどう描かれることとなるのか、とつい思ってしまった。2020/02/23

青雲空

5
「私の履歴書」みたいなもの。 最終章「勤勉革命の提唱、人口減少社会への提言」だけで十分。 2021/06/05

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