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内容説明
「問題を解く」ということの根本原理がわかり、あらゆる問題に応用可能。一度身につけたら、受験はもちろん、すべての「試験」に役立つ。まるで推理小説を読むかのようにスリリングな論考。
目次
第1部 問題はどのようにしてできているか(問題は野原に咲いている花ではない;雑音の正体)
第2部 有効かつ有意義な勉強法(試験準備に向けた勉強のあり方;どのような知識を手に入れるべきか;観察力とは何か、いかに手に入れるか;得点力の鍵「判断力」)
著者等紹介
富田一彦[トミタカズヒコ]
1959年東京生まれ。東京大学文学部英語学英米文学専修課程修了。1986年より代々木ゼミナール講師。一点のあいまいさも残さぬ精緻な構文分析、論理展開の講義は「富田の英語」として代ゼミにとどまらず全国の受験生から高く支持されており、英語教育界に大きな影響を与えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いっち
32
著者は代ゼミの英語講師。東大クラスを担当し、著者も東大出身。「学力は抽象化できる力」と著者は言う。学力を向上させるというのは、抽象化の次元を変えて物事が見られるようになること。「抽象化の基準を見つけられる臨機応変さこそ、学力の正体」と言う。私は学生時代、同じ問題しかできなかった。問題を暗記しても、角度の違った問題だと途端に頭が真っ白になった。問題を抽象化し、他のパターンに応用するという考えができなかった。範囲の狭い期末試験はできても範囲の広い模擬試験ができなかったのは、抽象化できなかったからだとわかった。2022/08/20
kapo54
9
素晴らしい。受験勉強の範囲を超えて、学習論としても十分に通用する。学生や同業者に対する厳しい観察眼も光る。2017/05/25
魚京童!
8
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-1187.html2013/11/09
ミーシャ
8
思い込みや雑音など問題を解くのに邪魔になるものがある!具体的な問題ものせられていて、すぐに使えて一生役立つ知恵満載です。2012/06/29
砂王
6
抽象化できることって、当たり前だと思っていたけど、すごいことなんだよね。素晴らしい本。何回でも読んだ方がいい。2017/01/02