出版社内容情報
生産性の高い働き方は、伝統的な製造業の場合とはかなり異なっている。IT先端企業など高度サービス産業では、組織に属さないフリーランサーが活躍し、革新的な成果をあげている。これはいわば、産業革命前の個人事業の時代への回帰といえる。われわれはいま、こうした意味で、経済活動の基本的な転換点に立っているのだ。
内容説明
フリーランサーを活用すれば人も企業もパフォーマンスが上がる。もう会社がすべてではない!
目次
第1章 いまなぜ「働き方」か?
第2章 新しい技術が可能にするフリーランサーという働き方
第3章 仮想通貨はフリーランサーを支える
第4章 新しい技術はどこに向かうか?
第5章 トランプ大統領の政策はアメリカの労働者のためになるか?
第6章 政府の「働き方改革」は日本の労働者のためになるか?
著者等紹介
野口悠紀雄[ノグチユキオ]
1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年イェール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2017年9月より早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。著書に『情報の経済理論』(東洋経済新報社、日経経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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