内容説明
悪魔の思想に洗脳された政府・財界・マスコミ・経済学者に騙されるな!超金融緩和、消費増税、TPPで日本から巨額マネーが流失し、格差はますます拡大!
目次
序章 1%の悪魔が日本を襲う
第1章 新自由主義という悪魔の誕生
第2章 「自由」とは「海外侵略」のことだった
第3章 まやかしだったアメリカの市場原理主義
第4章 悪魔に対抗する欧州資本主義
第5章 日本はこうして悪魔に犯された
第6章 破壊され成長を阻害された日本の実態
第7章 TPPはアメリカの日本占領政策
終章 こうすれば新自由主義の侵略を阻止できる
著者等紹介
菊池英博[キクチヒデヒロ]
1936年生まれ。東京都出身。東京大学教養学部(国際関係論・国際金融論専攻)卒業後、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)へ入行し、本部と内外営業拠点で国際投融資の企画と推進、銀行経営に従事。ニューヨーク支店外国為替課、ミラノ支店長、豪州東京銀行取締役頭取などを歴任。1995年、文京女子大学(現文京学院大学)経営学部教授に就任、2000年に同大学院教授(国際金融・日本経済)を兼務。2007年からは日本金融財政研究所所長・経済アナリストとして活動している。この間、金融庁参与(日本振興銀行に対する行政対応等検証委員会委員)を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
26
21世紀の対立軸は、新自由主義・市場原理主義型資本主義vs福祉型共存共栄資本主義との図式(9頁)。明らかに私は後者を支持したい。TPP反対、格差拡大反対、消費税引き上げ反対、憲法改正に反対だから。内閣府が新自由主義者・市場原理主義者に破壊され、機能不全。国民は財務省・内閣府のデータを信用できなくなる。双方を厳しく監視すべきである(226頁)。TPPでは日米協議で、日本の国内法に優先、国内法を改訂しなければならない(244頁)。2014/12/27
kumonosuke
7
新自由主義者のアメリカというのも恐怖を感じる。弱肉強食の世界ではもはや敗者は永遠に立ち上がれない世界だ。外交力の弱い、軍事的にアメリカ傘下にある現状日本では根こそぎ有り金を上納金として差し出さざるを得ないのだろうか? それにしてもアメリカの言いなりになっていた、小泉元首相、竹中大臣なども国賊に等しく扱われている。両者の反論をお伺いしたいところ…2014/08/11
rebanira_itame_man
2
大マスコミが伝えない不都合なこと。米韓FTA締結で韓国経済が崩壊した。TPP締結で、日本を守る仕組みがISD条項で賠償対象になる。デフレ脱却に効果があるのは、公共投資で需要を創出すること。金融緩和だけでは、マネーゲームとバブルが起こるだけ。富裕層と企業に減税しても、トリクルダウンは起こらない。生産拠点が海外シフト済みで、円安は、ごく一部の大企業以外にはメリットがなくなり、原料調達価格上昇と物価上昇をおこし、景気悪化につながる。消費税増税は、景気悪化による税収減をおこし、ほとんど効果が出ない。2014/10/10
在我壷中
1
併せて読んだ『不安定化する国際金融システム』そして先般の『資本主義の終焉と歴史の危機』世界の経済市場金融商品の占める将に30%にも為らんとする現状!金持ちの金持ちによる金持ちの為の経済!そして『なぜ日本は若者に冷酷なのか』そして『若者を見殺しにする日本経済』そんな我が国への未来?将来?聞くが宜しかろう昭和の老人共!【平成の青年は昭和の老人へ導かれるに非ず!】と老人の老人による老人のための政治!と断ずる。私には【昭和の老人共よ、静かに速やかに、去れ!】と、老いては子に従え!と。2014/05/08
国士無双
0
◯新自由主義、市場原理主義により米国に富が吸収されていってしまうという米国のいいなりになっている政権の末路。2015/12/25
-
- 和書
- 観光学と景観