出版社内容情報
歳差、春分・秋分、日食・月食、サロス周期、メトン周期、潮の満ち引きなど、月と太陽が織り成す現象を、わかりやすく解説。
地球上のすべての出来事は、太陽日、太陰日、朔望月、太陽年という天文学的な4つの周期に支配されている。われわれはこうした周期にあわせて宇宙論的なダンスを踊っているのである。本書で紹介するのは、地球から見た太陽や月の周期に秘められた詩的な宇宙論である。歳差、春分・秋分、日食・月食、サロス周期、メトン周期、あるいは潮の満ち引きなどといった、古来からよく知られている、月と太陽が織り成す現象を、わかりやすく解説。
内容説明
地球から見た太陽や月の周期に秘められた詩的な宇宙論を紹介。
目次
一定のパターンを求めて
古の知恵
太陽
春分・夏至・秋分・冬至
月
月の2つの周期
時を刻む月
太陰日
太陽と月の対比
月の交点〔ほか〕
著者等紹介
ヒース,ロビン[ヒース,ロビン][Heath,Robin]
天文学者・数学者。現在ウェールズ大学名誉研究員、元ウェールズ大学上級講師。ストーンヘンジ、巨石文化、天文に関する著作多数
山田美明[ヤマダヨシアキ]
フランス語・英語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いよ
7
大学図書館にて。読みたい本があったので、急いで読んだ。絵本みたいな感覚で借りていたが、中は本格的な天文についての話。数字は少し苦手なので、図を見ながら、「キレイだなー」という感覚で読んだ。和みつつも天文にしっかりはまりたいときにおすすめ。2016/07/13
galoisbaobab
2
面白い!人間と天体を結びつける周期と比率と近似の関係。暦に関する理解が深まりました。天文学者、数学者である著者のカバラ的考察も楽しめます。ストーンヘンジの運用方法わかります。2012/11/10
えなきょ
0
物理化学について知識がなくても読むことのできる、とても基本的で分かりやすい太陽と月の本です。キリスト教思想に基づく記述が多く往々にして聖書の引用などが登場しますが、聖書に触れたことのある方ならすんなりとこの数字の奇跡と神秘の世界に溶け込んで楽しむことができると思います。2015/04/16
寅ちゃん
0
33という数字が古来から使われてきた。遺跡にも関連するとのこと、謎が多い。暦や潮の満ちひき、ミステリアスに展開していく本。2020/06/07