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内容説明
なるほど、そんな思いが込められていたのか!日本人のこころの原点にふれる本。
目次
序章 万葉集を読む前に(万葉集を読む前に―日本人のこころに咲く万葉の花)
1章 万葉集とその時代(大化の改新―蘇我氏の専制を廃し、王政復古をめざした政変劇;有間皇子の変―運命に翻弄され、はかなく散った悲劇の皇子 ほか)
2章 万葉集を彩る人びと(雄略天皇・聖徳太子―『万葉集』の萌芽を育んだ伝説の歌人;額田王―天智・天武に愛された才色兼備の気高き女性 ほか)
3章 万葉集の歌の数々(万葉人の季節感―春夏秋冬、その美と匂い;万葉人の愉しみ―日々の生活に根ざした戯笑歌の数々 ほか)
著者等紹介
坂本勝[サカモトマサル]
1954年鎌倉生まれ。法政大学文学部卒業後、専修大学大学院を経て、法政大学文学部教授。専攻は上代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
36
[日本の古典を読む]のイベント第一回より♪歴史のあらすじを読みながら歌に込められた意味を解することができる一冊。「万葉集」の歌は今と季節感が違うのが一番印象にのこりました。本書に載ってるお気に入りは〈春へ咲く 藤の末葉の うら安に さ寝る夜ぞなき 子しろを思へば・ 作者不詳〉春が入ってるけど夏の歌らしいです。2017/01/23
kaizen@名古屋de朝活読書会
25
#天武天皇 よき人のよしとよく見てよしと言ひし吉野よく見よよき人よく見 #万葉集 #返歌 巻一27 熱田には熱田神宮中にあつた熱田図書館今向かいです。 今昔秀歌百撰に万葉集から10以上選ばれているので勉強のために手に取った。 万葉集について、その当時の歴史と地理を掘り起こしながら、 内容の説明もふんだんにある。 こういう視点でのまとめはとても貴重です。 歴史書でもなく、書評でもなく。 どちらものいいとこどりのような感じ。 専門書への入り口だと思われる。2013/04/21
獺祭魚の食客@鯨鯢
16
古代詩歌のをカテゴリー別にわかりやす解説している入門書です。叙情と叙景を歌い上げ、日本人の季節感や感性は現代人の私たちの心にも響きます。わびやさびといった室町期以降の幽玄はなく、感情の吐露もストレートでおおらかな気がします。雄略帝や大海人皇子の懸想の歌が有名です。人妻へ声かけを大っぴらにも公表するなど古代人は色恋にも寛大であったのでしょう。(一説に余興の戯れ歌とも)不倫問題で政治家が辞職しなければならない現代は、「生き」苦しいですね2018/04/19
fseigojp
16
基本資料として有用 これとNHKブックスの万葉本を読みつつ原典アタック2015/09/08
レアル
7
万葉集の時代背景等が書かれてあり、分かり易く、読みやすい。ただ物足りない!入門には良いが、もう少し内容的に深いものを求めていただけに、少し残念。2012/06/11