出版社内容情報
私って何?自分らしさって何?人の心をめぐる素朴な疑問に、実例や図解でわかりやすく答える入門書。10代から大人の読者まで。
「私って何?」「自分らしさって何?」「脳と心はどう違う?」「人はなぜ悪いことをしてしまうの?」人の心をめぐる素朴な疑問に、実例や図解でわかりやすく答える入門書。発達心理学・生物学的心理学・認知心理学・差異心理学・社会心理学の基礎を網羅する本格的な内容で、10代から大人の読者まで、楽しみながら学べる一冊。
内容説明
私ってどんな人間?はじめて学ぶ心理学ガイドブック。
目次
私を動かすものは何?(どうして親は必要なのか?;成長できない? ほか)
脳はどう働くのか?(心と脳は別のもの?;脳で何が起こっているのか? ほか)
心はどう働くのか?(知識とは?;判断・決断・意思決定 ほか)
自分らしさとは?(あなたの個性をつくるのは何?;私ってどんな人間? ほか)
私の居場所はどこ?(みんなに従う?;なぜ「いい人」が悪いことをするのか? ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうみや
22
この「10代からの図鑑」シリーズはどれも分かりやすくて良い。心理学の幅広い分野を一通り網羅していて、それがカラーの豊富なイラスト豊富と簡潔な説明で理解しやすい。心理学の入門というよりは体系と理解の整理に向いていると思う。個人的には社会学とセットで揃えて読むことをおすすめしたい。2021/10/31
怜音
16
心理学がわかり易く解説されていた。興味があったという部分も、もちろんあるが、比較的平易な言葉で説明されているので、途中投げ出さずに読み切ることができた。人の心について知りたい人にとって、たくさんのヒントが書かれている。例えばこんな言葉があった。「社会は正常な人間に価値をおく…だが過去50年の間に、正常な人間たちはおそらく1億人ほどの正常な仲間を殺してきた。<R.D.レイン>」2019/02/20
チイノスケ
14
心理学の基本的なことを網羅している本です。 心理テストで自分の深層心理を知って…ではなく、どのように心理学が発展したかを知ることができます。 知らないことも多かったのですが、「パブロフの犬」など理科の生物でも習ったことのあるような話題も出ていました。 「思い込みが強ければ強いほど、間違っていても認めることができない」そうなので(実例もあるようです)、冷静さはいつも持ち合わせていたいです。 知っていることを組み合わせて物事を考える傾向が人にはあるみたいなので「視野を広く持つ」ことは大切なのだと思いました。2020/08/31
よしひろ
11
大変良い本である。心理学の重要性に気付ける。心理学を学ぶことで人間理解の多様性を獲得できる気がした。2016/02/11
精看探求士
9
図鑑ということで分厚い装丁をしているが、中身は見開き2ページで一つのテーマを解説するというもの。全てカラーページでイラストや小ネタも豊富なので、どこからでも楽しく読める。心理学に少し興味がある人なら知っている事柄も多いはずだが、復習に良いかも。一番はやはり、色んな事に興味のある10代向けなのだろう。2015/10/30