出版社内容情報
世界でトップクラスの長寿大国・日本。元気な高齢者が増える一方で、「生きていたくないが、死ぬこともできない」高齢者が大量に生み出されている。それは、大きな病気がなく経済的にも家族にも恵まれながら死にたい人たち、延命治療などで本人の意思に反して生かされている人たちの2種類だ。せっかく長生きするならそんな「死ねない老人」にはなりたくない。生きがいをどう見つける? 家族とどう付き合う? 自分が希望する「最期」をどう叶えてもらう? 本人も家族も人生100年時代を幸せに生きていくための必読書。
内容説明
世界でトップクラスの長寿大国・日本。元気な高齢者が増える一方で、「生きていたくないが、死ぬこともできない」高齢者が大量に生み出されている。それは、大きな病気がなく経済的にも家族にも恵まれながら死にたい人たち、延命治療などで本人の意思に反して生かされている人たちの2種類だ。せっかく長生きするならそんな「死ねない老人」にはなりたくない。生きがいをどう見つける?家族とどう付き合う?自分が希望する「最期」をどう叶えてもらう?本人も家族も人生100年時代を幸せに生きていくための必読書。
目次
第1章 増え続ける「死にたい老人」の実態(世界がうらやむ長寿国・日本;長寿を「幸福」と思えない高齢者が増えている ほか)
第2章 生きていく理由を見出せなくなった「死ねない老人」(果てしなく「長い老後」が続く現代日本;高齢者が「お荷物」と見なされる社会 ほか)
第3章 望まない延命治療が生み出す「死ねない老人」(治療と延命に突き進んできた日本の医療;高齢者医療には、むしろ弊害が多くなっている ほか)
第4章 高齢者が生きがいを持ち続けるために必要なこと(「生きがい」を考える二つのキーワード;「誰かの役に立つこと」は生きがいになる ほか)
第5章 「望みどおりの死」を叶えるために社会で取り組むべきこと(「安らかに死ねる」社会に必要なもの;本人の意思を尊重するのが「尊厳死」 ほか)
著者等紹介
杉浦敏之[スギウラトシユキ]
1988年、千葉大学医学部卒業。千葉県救急医療センターに勤務後、千葉大学医局研修を受け、千葉大学大学院で医学博士号取得。さいたま赤十字病院に勤務し、2003年より医療法人社団弘惠会杉浦医院院長、2004年より同医院理事長。日本医師会認定産業医、労働衛生コンサルタント取得。埼玉県立大学、上尾中央看護専門学校で講師を務めている。大学卒業以来30年以上にわたり高齢者医療に携わっており、地域医療を充実させるために末期癌患者への在宅医療も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。