幻冬舎新書<br> 世界史を変えたパンデミック

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幻冬舎新書
世界史を変えたパンデミック

  • 小長谷 正明【著】
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  • 幻冬舎(2020/05発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344985926
  • NDC分類 493.8
  • Cコード C0295

内容説明

二〇二〇年、世界は新型コロナウィルスの感染爆発に直面した。人類の歴史は感染症との闘いの記録でもある。十四世紀ヨーロッパでのペスト流行時には、デマによりユダヤ人大虐殺が起こった。幕末日本では黒船来航後にコレラが流行、国民の心情は攘夷に傾いた。一方で一八〇三年、スペイン国王は世界中の人に種痘を無償で施し、日清戦争直前には日本人医師が自らも感染して死線をさまよいつつペスト菌発見に尽力した。医学的・歴史的資料をもとに、人類がウィルスといかに闘い、打ち勝ったかを明らかにする。

目次

第1部 世界史を変えたパンデミック(都市封鎖の起源となった病―黒死病;永遠の都を守った「ローマの友だち」―マラリア;ナポレオンの大陸軍が味わった地獄―チフス;黒船伝来の虎狐痢―コレラ;西部戦線異状あり―インフルエンザ;チャウシェスクの子どもたち―エイズ)
第2部 流行病に立ち向かった偉大な人々(天然痘を武器にした者、制圧した者;壊血病に挑んだキャプテン・クックのレシピ;日清日露戦争の脚気惨害;ペスト制圧と香港の「青山公路」;フェイクニュースが生んだ碧素)

著者等紹介

小長谷正明[コナガヤマサアキ]
1949年千葉県生まれ。79年名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了。専攻は神経内科学。現在、国立病院機構鈴鹿病院名誉院長。パーキンソン病やALS、筋ジストロフィーなどの神経難病を診断・治療する。医学博士、脳神経内科専門医、日本認知症学会専門医、日本内科学会認定医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

46
ボッカッチョ『デカメロン』は読んでみたい(21頁~)。というのも、黒死病の病状と荒廃するフィレンツェの世相があるためだ。Infodemicというパニックも曲者だ(30頁)。コロナもまた、ペストと同様、医療者も感染するリスクがあることが共通するようだ。他、コレラはコレラ菌による感染症。水や食べ物を介して口から感染。下痢。脱水症状 で干からびて死んでしまう(100頁)恐ろしい病気。さらに、AIDSは1981年に初めて知られたが、日本では85年男性患者報告(131頁)。2021/08/16

樋口佳之

39
コレラの流行と攘夷の関係/日清戦争時、戦地での脚気死亡者1860人、戦死者977人。/学理を重んじるドイツ医学の流れを汲む陸軍と東大、予防と治療を実証していくイギリス医学の海軍2020/07/14

zag2

37
第6派の渦中ですが、少し感染が落ち着きつつある中、あらためてパンデミックについて考えてみたいと読んでいる2冊目。ペストやコレラなどの歴史を取り上げ、これらの感染症にどのように対処してきたのかを概説しています。マラリアがローマの風土病であったというのはビックリでした。またペニシリンをはじめ感染症に対する医薬品についても触れていますが、脚気に関しては、東大などの権威者が感染症であるという説に固執し、経験的には玄米食や麦飯を食べれば治るのに、それを認めなかったという話が現代にも通じるようで気になりました。2022/02/15

26
さらっと軽くみる感染症の歴史。大河ドラマお好きな学者さんらしく、歴代大河にケチつけつつ、黒船と伴に来たコレラ等にも触れている。井伊直弼が嫌いらしく、もっと森林太郎が嫌いらしい。後者は分かるけど。新大陸に種痘を広めるため、孤児22人に順繰りに牛痘を植え付け、世界一周の旅に出たエピがすごかった。ペルーだけで20万人に種痘したらしい。…誰が新大陸に天然痘をもたらしたかは考えてはいけない。孤児たちは現地の教会や修道院に引き取られたとあったのだけれど、何百万人もの命を救った彼等が実りある人生を送れたことを祈った。2020/07/04

ta_chanko

23
歴史の転換期には病気あり。西欧では人権向上の契機となったペストによる大量死。マラリアに守られた沼沢地のローマ。ナポレオンのロシア遠征を失敗させたチフス。幕府を滅亡に追いこんだ地震とコレラ。戦死者以上の死者を出し、第一次世界大戦の戦局にも大きな影響を及ぼしたスペイン風邪。チャウシェスク政権下のルーマニアで蔓延した小児エイズ。古代日本でも大流行し、大仏造立の原因となった天然痘。大航海時代と壊血病。日清日露戦争と脚気。病気との闘いは人間の宿命。2020/07/08

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