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内容説明
根本的な治療法のない変形性膝関節症に対し軟骨細胞シートによる関節難骨の修復再生効果を世界で初めて報告した東海大学整形外科チームの著者が、新しい領域の学問であり、法整備が未だ十分に整わない再生医療の真実について語る。ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授が樹立したiPS細胞を用いた治療のほか、「日本発世界初」の細胞シートを使った最新の研究などをわかりやすく紹介。また、民間バンクからの臍帯血の流出事件に端を発した「再生医療等安全性確保法」を無視した違法な細胞療法、有効性を声高に謳う、がん・免疫細胞療法やPRP(多血小板血漿)療法等における自由診療の横行について見解を述べ、患者が不利益を被らないように警告、知らないと恐ろしい自由診療における「再生医療」に警鐘を鳴らす。再生医療がロコモティブシンドロームへ応用されることによる健康寿命の延伸など、超高齢化社会における再生医療の意義を語る。
目次
第1章 再生医療とは何か
第2章 日本の再生医療はここまできている
第3章 なぜ日本の再生医療は自由診療なのか
第4章 再生医療新法で再生医療の枠組みは、どう変わったのか
第5章 臍帯血移植事件からみた再生医療の闇
第6章 安心で納得できる再生医療をどう選ぶか
著者等紹介
佐藤正人[サトウマサト]
東海大学医学部外科学系整形外科学教授。博士(医学)整形外科専門医、再生医療認定医。1991年防衛医科大学校医学科卒業。2001年防衛医科大学校医学研究科修了。自衛隊横須賀病院勤務、潜水艦あらしお臨時勤務、阪神淡路大震災医療派遣等を経験。2003年から東海大学医学部外科学系整形外科学に講師として勤務。2013年より現職。大学院在籍中に組織工学と再生医療に魅了されて臨床の傍ら研究活動を継続。日本発、世界初の細胞シートによる変形性膝関節症に対する再生医療の臨床応用を実現。再生医療新法下での臨床研究と治療を自ら実践している日本の再生医療のトップランナー。各省および日本医療研究開発機構(AMED)が扱う再生医療関連事業の評価委員等を歴任。日本整形外科学会代議員、日本再生医療学会代議員、日本軟骨代謝学会理事、日本結合組織学会理事、日本レーザー医学会理事、日本組織移植学会評議員等、関連学会の要職を多数歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そぉ