目次
トピック(危険な経験はスローモーション―脳は命に関わる出来事を事細かに記憶する;天井のしみが人の顔に見える―パレイドリア:脳の中で作られる顔;音や数に色が見える―共感覚:五感どうしの複雑な関係;皮膚の上を跳びはねていく小さなウサギ―逆行する脳の中の時間;あなたも体験できる体外離脱―体外離脱体験を利用して探る自己身体の認識を形成する脳の仕組み;自分でくすぐるとくすぐったくない―自身と外界を見分ける脳の仕組み;時間よ、止まれ!―身体の動きによって引き伸ばされる脳の中の時間;オフサイド判定で誤審が起こりやすいわけ―フラッシュラグ効果 ほか)
用語集
キーワード脳部位マップ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mosu
3
これを元に色々深く知って行くのが方法は結構ワクワクすると思う。2018/05/01
こしあん
1
天井のしみが顔に見えることとか、やる気が脳に効く理由といった日常的な話題から、意識の統合情報理論やAIまで、27項目を心理学と神経科学の最新の知見で解説。執筆者20人以上。各トピックの第一線の専門家が、原則6ページの中で、引用文献も明示しながらきっちり説明してくれる。(教科書として作られているので当然としても)とても地味な装丁、とは裏腹に、面白くためになる。用語集(引用文献付き)と参考資料集、簡単な脳部位マップまで載っていて、至れり尽くせり。専門外の人間が調べ物の手がかりにするのにもぴったりだと思った。2018/01/20
n-shun1
0
初学者向けの面白研究紹介。授業のネタになるトピック多し。「ほんまかいな」みたいなものもあり,卒論で追試したら面白いかもと思う。「スマホスワイプで気分上々」とか試してみたい。実際に研究ベースに乗せるには論文読むことは必須だけど,アイディアも何もない人にはとっかかりになる。2023/01/30
たかたか
0
日常生活で経験するような話題から認知について、わかりやすく詳しく解説されていて、読みやすい。巻末の用語集とキーワード脳部位マップも便利だった。2018/03/27