光文社新書<br> 世間体国家・日本―その構造と呪縛

個数:
電子版価格
¥968
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

光文社新書
世間体国家・日本―その構造と呪縛

  • 犬飼 裕一【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 光文社(2021/08発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 16pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月04日 08時25分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334045579
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0236

出版社内容情報

なぜ、日本社会では「世間体」の影響が大きいのか。社会の変容に目を向けることで、日本社会の「いま」と「これから」を考察する。

内容説明

「世間体が気になる」「世間体が悪い」といった言葉に象徴されるように、私たちは常に「他人の目」を気にしながら生きている。人は人間関係の中で生きざるを得ない以上、世間体からも逃れることはできない。だが、世間体が健全に機能すれば社会の安定や秩序に貢献するが、それが「負」の働きをすれば、個人の疎外や孤立、組織の硬直化や国としての活力の減退につながることになる。家庭で、学校で、社会で、人の心の中で世間体はどう作用しているのか。その構造を分析するとともに、私たち現代人は、日本社会を空気のように覆う世間体とどう向き合っていけばいいのか、その指針を提示する。

目次

第1章 世間体とは何か
第2章 世間体に押しつぶされる日本人
第3章 日本社会の「不協和音」
第4章 コロナ禍と世間体
第5章 ネットの中に形成される世間体
第6章 世間体と企業・家庭・学校
第7章 世間体と国家・民主主義
終章 世間体との付き合い方

著者等紹介

犬飼裕一[イヌカイユウイチ]
1968年、愛知県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。社会学者、歴史社会学者。日本大学文理学部教授。マックス・ウェーバー、ゲオルク・ジンメル、和辻哲郎の研究に出発し、歴史社会学、社会学理論、日本人論、日本文化論に研究領域を拡大。近年は「社会」をめぐる語りの問題に着目して言葉の持つ力から日本社会を見つめる取り組みにも注力している。またインターネットやAIの発達に伴うデジタル化と社会の関係、人間の在り方にも焦点を当てている。『マックス・ウェーバーにおける歴史科学の展開』(ミネルヴァ書房)で2008年度日本社会学史学会奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

22
テーマはいいのに内容なさすぎ2021/11/21

Francis

15
買って割合すぐに読んだ。世間体は世界のどこの国でも見られるが、日本ではキリスト教・仏教;儒教のような社会を支える規範となるべき価値観が崩壊しているために世間体の弊害がひどくなっていることを論じている。新書サイズで世間体の弊害の例をあまねく挙げようとしているため叙述が浅くなっているきらいはあるが、「世間体教」(山本七平さんの言う日本教と同じだと思う)について分かりやすく理解できる。「世間体」と付き合うためには「いかに生きるべきか」を問う事が重要であると説く。2021/09/18

山のトンネル

7
「父は生まれついて厳格な性格の持ち主で、自分自身の日常生活はもちろんのこと、母や兄や私に対しても厳しい生き方を強いた。 道徳や人生観はもちろん、挨拶や食事の時のマナー 、それに服装や観るテレビや読む書籍に至るまで、父はその考え方を家族にまで徹底した。 私の家庭において、父は絶対的な君主だった。」(『ネトラレ』(p156)より)厳格な家は厳しくも、独特の教養が育まれる。しかし、家の風習がない多くの人々は、世間体によって育てられる。大衆消費社会の一員にすぎない。2022/06/05

coldsurgeon

6
世間体(せけんてい)という言葉は、生きてきた時間の中で幾度も耳にした。世間体とは、個人間あるいは特定の集団において、その社会生活上・コミュニケーション上で機能する、顕在化・潜在化した比較的強固な規律と罰則の構造であると定義して、詳細に検討している。規律的に行動できる基盤となっている世間体であるが、そのために生きづらくなることは多いと思う。であるから、世間体は疑ってかからなくてはいけない。このコロナ禍で個人が試されているが、自分の心に核となるものを作り、自分自身の価値を自ら作り出していくことが重要である。2021/12/16

nnnともろー

5
どこの国にも世間体の影響はあるが、日本の場合、宗教的基盤が弱いのでより一層影響を受けてしまう。自分の核をいかに作り上げていくか。言うは易く行うは難し。2022/12/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18449359
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。