民主主義の「危機」―国際比較調査からみる市民意識

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民主主義の「危機」―国際比較調査からみる市民意識

  • 田辺 俊介【編著】
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  • 勁草書房(2014/12発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 256,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326653904
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C3036

内容説明

民主主義の「危機」が、メディアその他で喧伝される現在。しかし、その「危機」論のほとんどは一部の特異な事例に基づいた印象論であり、冷静な実態の検討作業は驚くほどなされていない。それに対して本書では、世界30カ国以上で行われた調査データの詳細な国際比較分析をもとに、民主主義の基盤を揺るがすと言われる人々の意識や行動の変化についての再評価を行った。各国の個別状況にとらわれず、同時に過度な抽象論に陥らない視座から、民主主義の「危機」論の虚実を暴くとともに、安易に「危機」をあおる論調へ警鐘を鳴らす。

目次

民主主義の「危機」を把握するために
第1部 民主主義のクエスチョン(若者は本当に政治に無関心なのか?―私生活主義モデルから齢間分業モデルへ;シティズンシップは涵養できるのか?―学校教育と社会的学習の効果;誰が民主政治に参加しないのか?―教育が投票に与える影響;誰が支持する政党を持たないのか?―価値意識が政党支持に与える影響;誰がデモに参加するのか?―デモは市民的活動か、感情的行動か)
第2部 民主主義のジレンマ(「大きな政府」か「小さな政府」か?―福祉国家とネオリベラリズムをめぐる日本人の意識;自由か安全か?―テロの脅威のなかでどのような国が自由規制を支持するのか;グローバルかナショナルか?―グローバル化に対する脅威認知の規定要因;多文化主義か同化主義か?―多文化主義の市民的徳性への影響の国際比較)
民主主義の「危機」を打開するために

著者等紹介

田辺俊介[タナベシュンスケ]
1976年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学、東京都立大学大学院社会科学研究科より博士(社会学)授与。東京大学社会科学研究所助教および准教授を経て、早稲田大学文学学術院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

15
危機を煽るのは、扇動者か先導者しない。民主主義最高!って言ってるけど、本当?その前提がいま揺らいでいるのに、危ない!って言っても私は話を信じない。地球が平らなのに、丸いって言い張ってるのと同じだ。本当の真実を知って初めて、議論ができる。この人とは議論ができない。ただの平行線だ。2022/03/24

かもろうる

0
今、日本で起こっている政治的な社会問題、投票率の低下、若者の関心の低下などは日本に限った問題ではなく、要因は別にあるとしても同じようなケースが他国にも存在しているという点にある。日本のメディア媒体のみではどうしても日本のみの特殊なケースとし捉えてしまうことになってしまう傾向がある。日本の民主主義ではなく、世界を通して民主主義の「危機」の内容を学ぶことができたのではないかと思われる。批評としてはISSPに基づく評論になっており、各章に若干やや飛躍で無理がある仮説、結論は多く見られた。2016/11/28

Toshiyuki S.

0
政治参加、市民的徳性、支持政党、グローバリゼーション、テロの脅威など民主主義の興隆/衰退にかかわるトピックを取り上げ、実証的なアプローチを試みた書物。1冊全体が「民主主義」というテーマで統一されているが、各章の内容は独立しているので、自身の興味に沿って読んでいけばいいだろう。比較計量研究なので日本のみならず、他の国の事情についても学ぶことができる。国レベルのマクロなデータの扱い方など参考になる点が多い。2015/03/26

抹茶ケーキ

0
社会意識の計量分析。テーマは学校教育と市民意識、テロ脅威と市民意識、グローバル化の脅威認知など。個別の分析は面白い。ただどんな計量分析にもつきまとう課題だけど、分析と結論の間には飛躍があるのではと思った。2017/12/04

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