内容説明
時間とは何か、なぜ未来に進むのか!時間の謎がゼロからわかる!!
目次
イントロダクション(物理学者を悩ませる時間;生物学者や心理学者を悩ませる時間)
1 時間の正体にせまる(時間の正体は、2500年以上前からの謎;古代の人は、天体の動きを時間の基準にした ほか)
2 タイムトラベルを科学する(物理学者たちは、真剣にタイムトラベルを考えてきた;未来へのタイムトラベルは、実際におきている ほか)
3 心の時計、体の時計(楽しい時間は、あっという間;新しい体験が少なくなると、時間は短くなる ほか)
4 暦と時計(地球の1年は、365.2422日;1年の長さは、少しずつ短くなっている ほか)
著者等紹介
二間瀬敏史[フタマセトシフミ]
京都産業大学理学部宇宙物理・気象学科教授。東北大学名誉教授。Ph.D.。1953年、北海道生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。専門は、一般相対性理論および宇宙論
石田直理雄[イシダノリオ]
国際科学振興財団時間生物学研究所所長。医学博士(京都大学)。1955年、アメリカ、ミシガン州生まれ。専門は、分子生物学。研究テーマは、体内時計と睡眠分子機構。現在、若い時の睡眠リズム障害が認知症につながる遺伝子機構を研究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メープル
8
物理学、生物学、心理学など様々な角度から時間について書かれてます。間のコラムで耳管の事が…(笑)体内時計やタイムトラベル時間の正体。とても興味深かった。2023/10/04
かみとも
3
映画『テネット』に触発されて読みました。時間のことが文系の自分にも分かりやすく書かれていて、とても面白かったです。タイムトラベルに関する研究も紹介されていて、タイムトラベルもののフィクションの理解にも役立ちそう……と思いきや、過去へのタイムトラベルは因果律など様々な点で厳しいことがわかりました。やっぱり、タイムトラベルもののフィクションは本当の科学を持ち出すより、そのフィクションの中でのルールを理解して楽しむのが正解だと思いました。 そのルールを理解するのに必要な素地を、この本のおかげで養えた気がします。2020/10/02
まいさん
3
『時間』とは何か。なぜ未来に向かって進むのか? タイムマシンは実現するのか?『時間』の正体について、 物理学以外の分野からもアプローチしている入門書として、わかりやすくて楽しく興味が持てた。2020/09/14
maxseki
2
相対性理論って何だろう?宇宙旅行から帰ってくると浦島太郎に?!といった疑問をもつ人が、入門書的に読むのはよいと思う。イラストも多いし、解説文も平易だ。反面、深い内容を知りたい人には向かない。個人的には、似た書籍をいくつか読んだことがあったので、目新しい内容は少なかった。それにしても時間とは不思議なものだなぁと再認識。2021/03/30
taiyou gyousi
2
時間をいろいろな側面から解説していて、科学が苦手な私にもよくわかった。 時間にはまだ解明されていない謎がいっぱい。タイムトラベルはいつ頃できるようになるか。2020/10/29