出版社内容情報
動物に記録機器を付ける「バイオロギング」が明かす驚きの姿。第68回毎日出版文化賞受賞作。若き生物学者圧巻のフィールドワーク!
内容説明
ペンギン、アザラシ、クジラにサメにアホウドリ…大自然を生き、その生態が多くの謎に包まれた野生動物たち。彼らに直接記録機器を取り付ける「バイオ(bio=生物)+ロギング(logging=記録)」によって明らかにされた、驚きの姿とは?若き生物学者が七転八倒しながら動物たちの背景にある物理メカニズムを読み解き、進化的な意義に迫る!第68回毎日出版文化賞受賞作。
目次
第1章 渡る―ペンギンが解き明かした回遊の謎(「動物はどこに、何しに行くの?」;ミズナギドリの終わらない夏 ほか)
第2章 泳ぐ―遊泳の技巧はサメに習う(マグロは時速一〇〇キロでは泳がない;薄気味悪いニシオンデンザメ ほか)
第3章 測る―先駆者が磨いた計測の技(バハマの悲劇;最初のひとしずく―生理学の巨人、ショランダー ほか)
第4章 潜る―潜水の極意はアザラシが知っていた(「ぺんぎんは、なんでもぐるのですか?」;ダイビング界の雄、ウェッデルアザラシ ほか)
第5章 飛ぶ―アホウドリが語る飛翔の真実(離島での飛行百景;縦横無尽の機敏性―グンカンドリ ほか)
著者等紹介
渡辺佑基[ワタナベユウキ]
1978年生。国立極地研究所准教授。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。野生動物に小型の記録計を取り付けるバイオロギングという手法で魚類、海鳥、海生哺乳類の生態を調べている。東京大学総長賞、山崎賞受賞。『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』で第68回毎日出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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