内容説明
スローフードは、つまり、スローライフなのだ。ぼくたちはもうそろそろ、スローフードの真髄に出会わなければならない。
目次
第1部 ますますファストフード化する世界(生きものたちの失われた時間と空間;「ダーウィンの悪夢」から漁業の今をのぞく;食のプロも意外に知らない食品添加物のこと;遺伝子組み換えはほかの問題とつながっている;哀しきファストフード)
第2部 スローフードがつくる新しい世界(共に生きる、共に食べる;食べることで生きかえる)
著者等紹介
島村菜津[シマムラナツ]
1963年、福岡県生まれ。東京芸術大学芸術学科卒。『エクソシストとの対話』(小学館)は21世紀国際ノンフィクション大賞優秀作
辻信一[ツジシンイチ]
文化人類学者、環境運動家。16年の北米での海外生活を経て、明治学院大学国際学部教授。「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表や環境文化NGOナマケモノ倶楽部世話人として、“スロー”“GNH”などをキーワードに、数々の環境文化運動や環境共生型ビジネスに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みこれっと
1
久しぶりに島村菜津さんの本。対談集です。考えさせられることいっぱいでした。2021/08/22
とまと
1
食事ってその人を形成する重要なもの。かっこいいから食事にこだわるのではなくて、こだわりがふつうにできるように、みんなでそういう方向に向かっていけるようにならないと。物質社会はもうやめて、もっとすべてに質を求めて。何が正しいかって迷ったときは「君が楽しい、嬉しい、平和で美しいと思う方向にいけば多分それがエコなんじゃないか」っていう文に惹かれた。正しい判断できる知識、価値観、思考、環境作りが課題。2012/05/26
つぼけん
1
食べる事は命を育むこと。とても大切な“食”を今一度見直してみるきっかけを与えてくれた本です。2009/10/22
Yuuki Satou
0
食のあれこれがわかる。
bibliotecario
0
スローフードを日本に紹介した人とスローライフを提唱してる人の対談本だニャ。読みやすく関連本などもたくさん紹介されているので少し興味のある人にはオススメだニャ。本枯節もスローフードで美味しいニャ。2012/05/18